富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2013.4月の記事

汗だくになりながらの苗並べ

2013年4月18日 11:23 AM

いよいよ、
ビニールハウスに苗が並んでしまったので、
太陽が出たり隠れたりするたびにビニールハウスへ飛んでいく日々を送っている、
富山県黒部市の米農家・濱田ファームの濱田律子です!

いやぁ、
始まっちゃいました(笑)。
もう、
身動きが取れません(笑)。

太陽がカーッと照ると、
ハウスの中の温度は急上昇!
急いでハウスの喚起をします。
逆に、
太陽が隠れると一気に冷たい風のせいで、
ハウスの中の温度は急降下!
急いでハウスの窓を閉めます。
この繰り返し。
太陽とにらめっこ状態です。

そう、
以下の育苗(いくびょう=苗を育てる事)の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

も、
10:苗並べが終わり、
今現在11に突入したわけです!

この先田植えが終わる5月下旬までこの、
11:潅水と温度管理が続くわけで、
心身ともに疲れる日々なのです。

10:苗並べの様子ですが、
今回はプールを作りながらの苗並べ作業です。

プール???
泳ぐプール???
となっている方も多いかもしれませんね(笑)。

そう、プール!
でも泳ぐのは人間ではなく、
苗です!

水が漏れないように仕切った空間に、
水を貯めてプール状態にし、
その中で苗を育てる方法をプール育苗と呼びます。

上の写真がその、
プールを作っている作業の様子。

あらかじめハウスの大きさにあわせてカットした、
木材をその場で組み立てていきます。

インパクトドライバーでガガガーっと、
木材を組み立て~。

後はブルーシートを敷き詰めて、
洗濯バサミでパチンと挟んで、
簡易プールを作っていきます!

このプール育苗、
農薬に頼らずに苗を育てる場合に非常に有効な手段。
水の中では病気が発生しづらいんだとか。
また、
このプールを用意するのは大変ですが、
その後の潅水や温度管理の作業は、
軽減されるメリットもあります。

濱田ファームでは、
直売用のお米は全てこの、
プール育苗で育てた苗を使っています★


左上:プール作りのマニュアル
どの間隔でどの木材を使用するかなど、
細かく書きとめられています。
これさえあれば、毎年のプール作りも少しは楽になります。

右上:ブルーシートと木材を挟むのに使うのは、
普通の洗濯バサミ。
大量に使用。

左下:ネズミ対策。
ネズミは籾を食い散らかしてしまうので、
苗を並べたらすぐにこんな対策をしています。

右下:他いろいろ(笑)。
私には何に使うのかよくわかりません!

プール作りと並行して、
出芽させた苗箱を並べて行きます。

前述の通り、
太陽が少しでも顔を出すと、
ハウスの中の温度は急上昇!!!
お手伝いに来ていただいた皆さん、
汗だくになりながら作業していました。

もちろん、
ともパパも苗並べ。

暑いハウスの中で、
地面に苗箱を1枚1枚置いていく作業は、
かなり辛そうです。
何より腰にくる!!

私のカメラ、
短焦点レンズなのでマクロ撮影ができないんですよねぇ。
なので、
芽が出ている様子を写真におさめるのも一苦労。

白いモヤシのような、
ひょろひょろの目がピョコピョコ出ています。

こんな感じでハウス一面に苗を並べたら、
後は白いシートを苗の上に広げて、
数日太陽の光を遮ります。

いきなり強い太陽光にあてるとダメなんだって。
少しづつ光に慣れてもらって、
数日後に白いシートを取り払うと、
一気に緑色になった苗とご対面です!
お楽しみに!!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

超農繁期です!!

お米のご注文にすぐに対応できない日がどうしても多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけますよう、
どうぞよろしくお願い致します!

また、
メールやファックスの対応にはお日にちをいただく場合があります。
電話が一番早くて確実です。
お急ぎの方はどうぞ、
お気軽にお電話(留守電にメッセージを入れて)くださいね!

電話 050-3430-8050
受付時間 10:00頃~18:00頃

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

田んぼはゴミを捨てる場所ではありません★

2013年4月17日 4:41 PM

1日の気温差に体がなかなかついていけない、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

午前中は暖かいを通り越して暑かった(ちょっと言い過ぎ?!)くらいなのに、
午後から一転、
寒い寒い・・・。

ビニールハウス内には既に苗が並べられた状態なので、
こういう温度差は非常に管理が大変です。
寒いなら寒い、
暑いなら暑い、
とわかりやすい気温だったらいいんですけどねぇ。

さてさて、
昨日お伝えした通り、
田んぼではトラクター作業が進行中。

と同時に、
トラクターで田んぼを1枚1枚まわっていると、
まーそりゃー、
目にするわ目につくわ、
のゴミゴミゴミ!!

毎年何かしらの大物が田んぼに捨てられているので、
最初は怒りこそしたものの、
数年のうちにそれはあきらめに変わり、
今ではちょっと楽しみにさえなってきました。
病んでる・・・(笑)?

今年はあんまり笑わせられるゴミはなくて、
ブログのネタとしてはちょっぴり残念。
この、
お行儀よくきちんと畔に並べられたタイヤくらいでした。

タイヤはねー、
まぁ、
よくある事だからねー。
って、
そんな風に思っちゃうのはもう、
異常ですよねー。

畔のゴミ、
その多くは缶やファーストフードやコンビニ系の食べ散らかし、
あとはやっぱりのタバコの吸い殻、
ね。
こういうのは拾うのが簡単だからいいんだけど、
いや、
良くはないんだけど。

田んぼの中のゴミはねー、
雪解けの後にその姿を一気に現すわけですよー。

グチャグチャの田んぼの中を、
わざわざトラクターを下りて拾うと、
やっぱり怒りがこみ上げてきます、
ね、
ともまる?

これじゃー、
田んぼを起こしているんだか、
それともゴミ拾いをしているんだかわからなくなってきます。
まぁ、
どっちも一気にやっつけている感じですが、
なのでトラクターの前方にはゴミ箱をカスタマイズしていますっ!!

ちょこんと飛び出ている、
四角い青い箱がともまる号専用のごみ箱。
なかなか便利です。
いや、
便利になってもらっても困るんだけど。

今年はあまりこれだー!
っていうゴミがなかったので、
去年の写真でも載せちゃおっかな。

これ、
なかなかきっちりと律義に(?)端正に(?)、
狭い用水におさめられるように捨てられていたので、
思わず笑っちゃったわー。

掃除機。

でもここは、
ゴミ箱じゃありません。
大人ならわかると思うんだけどなー。

こんなのなんて、
粗大ごみでも何でもないんだから、
わざわざ車通りの多い広い農道の、
狭い用水に捨てなくてもいいんじゃないのかしら・・・。
ゴミ箱に捨てた方が楽チンだと思います・・・。

1人暮らしの方が引っ越しで必要なくなった?
みたいなキッチン用品系。

まぁ、
ネタとしては使わせていただいておりますが、
また怒りがフツフツと湧いてきましたよー。

絨毯と、
トイレの便器を掃除するブラシ・・・。

まぁ、
こんなゴミはなかなか出会えませんが、
それにしても多いのが、
空き缶にタバコの吸い殻。

しかも、
抜け道として使われる車通りが多い農道沿いの田んぼです。
ちょっと悲しくなりますね。

皆さん、
ゴミはゴミ箱へ捨てましょうね!
ここはゴミを捨てる場所でも空地でも何でもなく、
お米を大事に育てている田んぼなんですよぉ・・・。

田んぼでも作業してますよ~!

2013年4月16日 11:43 AM

やばい!
もうお昼を用意しなくちゃの時間だ!
と毎日焦っている、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

今現在11時半過ぎかぁ。
このブログをあと10分ほどで更新して、
家に戻ったら11時45分。

うん、
15分あれば何とかなるだろう。
アサリのお汁と、
タケノコとピーマンでチンジャオロースもどき、
後は納豆でも出しとけばいいかな★

そんな風に、
毎日毎日のご飯のメニューばかり考えている私の気持ちなんて知らないで、
ともまるはともまるで田んぼで仕事ばっかりしています!

ここ最近ずっとこのブログでは、
育苗作業の様子を中心にお伝えしていましたが、
それと並行して田んぼでは、
トラクター作業が進行中。

トラクター作業の内容は、
田植えに向けて田んぼの準備をする事。
田んぼの準備は、
以下の3ステップです!

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

今現在は、
1:耕起という作業中。

トラクターの後部に、
ロータリーという作業機をつけて、
田んぼを起こしていきます。

ちなみにトラクターは、
作業機を付け加える事によって1台で何役もこなす働き者。

はたから見ていると、
のんびりと作業をしているような感じですが、
実際は微妙な揺れと姿勢が腰にかなりくるようで・・・。

腰痛持ちのともまるには、
辛いトラクター作業の日々みたいです★

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濱田ファームのfacebookページも、
好評いいね!中です。
Facebookページ限定企画、
毎日の濱田家の食事の様子が垣間見れる「今日のハマダ食堂」、
好評連載中!

ポカポカのハウス内で出芽中~♪

2013年4月15日 11:41 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの、
濱田律子です!

昨日の日曜日、
午前中はさすがに仕事をしていたともまるですが、
午後からは家族3人でお花見へ出かけてきました~♪
忙しいこの時期、
なかなかお花見に出かけづらい米農家。
ですが、
もうこうなったら意地でもお花見に出かけてやるー!
と、
無理やり仕事をやりくりしたようです。

そんな様子を、
嫁ブログ「ヒビノコト」でもご紹介しておりますので、
もしよろしければご覧ください★

さて、
育苗(いくびょう=苗を育てる事)、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の方はお花見に関係なく、
休みなしで進行中ですよ~。

今日は、
9:出芽のお話し。

出芽(しゅつが)は、
芽が少し出た状態にまで持ってくる事。

専用の出芽機で出芽させる農家さんもいらっしゃいますが、
我が家はビニールハウスの中で、
太陽シートと呼ばれる銀色のギラギラシートをグルグル巻きにして、
出芽させてます。

ありゃりゃ、
カメラのレンズが曇っちゃった!

というのも、
ビニールハウスの中はもう、
蒸気でモワモワのホッカホカ状態。

晴れるとハウスの中の温度は、
あっという間に50℃近くにまで上がります!

でもこの太陽シートを巻いておくと、
シートの中は一定温度に保たれていて、
だいたい30℃くらい。

種が芽を出すのに、
良い環境です。

今年は、
いや、
今年も、
ですね。

去年もすごく寒い日が続いていたんですが、
今年もあんまりハウス内の気温が上がらず、
芽があんまり出ていない様子。

あぁぁ、
レンズを拭いても拭いてもすぐ曇って、
ちっとも写真が撮れません(*_*)

ちょびっとだけ、
白い芽が出てたんだけどなぁ。

本当は、
明日くらいにでも10:苗をならべるの作業を予定していたんですが、
この分だともう1日遅れそうです。
あとは、
今日のお天気次第。

今日の黒部は、
風も弱まり穏やかな天気になりそうです★

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

平成24年産のお米ですが、
ほぼ完売しております!
平成25年産のお米は、
10月からご用意できる予定ですが、9月に入りましたらご予約を承ります。

24年産のお米を年間予約されている方で、
多めに予約されている方は、どうぞお早目にキャンセルのご連絡をお願い致します!
毎年新米が出る直前のキャンセル、
キャンセルの連絡がないまま新米のご注文など、
在庫管理に大変困っています(*_*)

お早目にキャンセルのご連絡をいただければ、
他にご希望のお客様に販売させていただけます。
ご協力をどうぞよろしくお願い致します!

ハウスへ苗だし!

2013年4月13日 4:55 PM

昨日までの天気から一変、
今日は暖かい1日でした。
これだけお天気が良いと、
もちろん娘は大人しくしていられるわけがありません!

1日中、
プールだー、公園だーと連れまわされた私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

もう、
疲れました・・・・(笑)。

そんな中、
育苗(いくびょう=苗を育てる事)、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

は順調に進んでおりまして、
今日は8:ハウスへの苗出しをご紹介いたします。

播種(はしゅ=種まき)が終わって、
積み重ねられた苗箱を少し離れたビニールハウスへ運ぶんですが、
不安定な苗箱が運搬中崩れ落ちてこないよう、
まずはサランラップでぐるぐる巻きに~@@

えー、ゴホン。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は今日の写真、
全て去年の使いまわしです。
スミマセン。

気づいたらこの苗出し作業、
終わっていて写真が撮れなかったんです~。
本当にスミマセン。
って、
ここで書かなければタナカさん以外は気づかなかったかな(笑)。

ラップで固定したら今度は、
フォークリフトで、

トラックに載せます。
この積載車を使えば、
3パレットを一度に運搬できるので楽チン。

山の風景を入れたかったのでこんな写真になっちゃいましたが、
写真右下の方に小さく写っているのがビニールハウス。
目を凝らすと、
トラックも停まっているのがぼんやり見えます。

ハウス内ではフォークリフトは使えないので、
パレットを簡単に移動できるよう、
あらかじめ単管のレールを設置しておきます。

そして、
トラックからまたフォークリフトでパレットをおろして、
トロッコに慎重におろします。

後は、
トロッコをレールの上で移動させれば、
ハウスの中ほどへ移動できる仕組み。

この単管&トロッコ、
私たちも黒部市内の農家さんから教えていただいたものなんですが、
こうしてブログで紹介する度に、
県内はもちろん県外の農家さんからも大反響!
かなりすごい発想&発明のようです。

こういうツールや便利グッズは、
是非皆でシェアして少しでも作業の効率をお互いあげたいところです。
皆さんの中でも、
こういうアイデアがある!
ここはこうした方がいいよ?!
という方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい!!

何せ私たち、
ノウハウが全く蓄積されていない新規就農者。
ベテラン農家さんのアドバイスをお待ちしていま~す★

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平成24年産のお米ですが、
ほぼ完売しております!
平成25年産のお米は、
10月からご用意できる予定ですが、9月に入りましたらご予約を承ります。

24年産のお米を年間予約されている方で、
多めに予約されている方は、どうぞお早目にキャンセルのご連絡をお願い致します!
毎年新米が出る直前のキャンセル、
キャンセルの連絡がないまま新米のご注文など、
在庫管理に大変困っています(*_*)

お早目にキャンセルのご連絡をいただければ、
他にご希望のお客様に販売させていただけます。
ご協力をどうぞよろしくお願い致します!