富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2015.5月の記事

フランス人パティシエ軍団現る!

2015年5月11日 4:57 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今週ももちろん田植え!
と張り切っていましたが、
台風の進路が心配ですねぇ。

稲刈りシーズンに台風が来る事はありますが、
まさか田植えシーズンに台風の心配をするなんて!

とりあえず、
今日はお天気もいいし、
いつものように田植え・・・・、

と思ったら、
何やらいつもと様子が違います!

いつもだったら、
ご近所のおじさま方の容赦ない黒部弁が聞こえてくるのに、
今日は英語とフランス語!
こ、
ここはどこ・・・?!

さらに、
普段だったらありえない、
写真撮影大会が繰り広げられています!!

もうね、
苗を見ただけで、
トレビアン!

軽トラを運転するだけで、
トレビアン!!

あ、
いえ、
私の知っているフランス語が極限られているだけで、
本当にトレビアンと言っていたかどうかは定かではありませんが、

こちらのお二方、
フランスからのお客様です!

コモンサヴァ?
サヴァビエーン!

普段は、
富山市のMonsieur J(ムッシュー・ジー)という、
マカロンが大人気のケーキ屋さんで働いていらっしゃるんですが、
さすがに田植えははじめてのようで、
田植え機を見ただけで大興奮。
隅から隅まで観察&撮影しまくり(笑)。

苗さしだっておっかなびっくりで、
非常に微笑ましい。

でもまぁ、
日本人でも一般の方にはあんまり馴染のない作業だもんね。

私たちの普通は、
他人にとって驚きの世界なんだなぁと、
改めて思わされました。

では、
田植え機に乗っていってみましょー!

もうね、
苗がただ植えられていくだけなんだけど、
それだけでも感動してもらえてました。

良かったね、田植え機のさなえちゃん。
いつもは、
当たり前のように馬車馬のように働かされてるだけだもんね(笑)。

運転もしてもらいました。
こんなに喜んでもらえて、
私たちもすごく嬉しいです!

それでは調子に乗って、
イボリの正しいさし方も教えましょう(笑)!
こんな事教えてるの、
ともまるもきっと初めてでしょう(笑)。

それにしてもイボリのさし方、
几帳面でかなり綺麗です!
きっと、
パティシエの血がそうさせるんでしょう(笑)。

米作りという自分たちの仕事を、
こんな風に興味深く見てもらい体験してもらって、
改めて自分たちの仕事に誇りを感じさせてもらった日となりました。

Josselin、Céline、のりちゃん、
楽しい時間をありがとー!

ノーマル田植えもスタート!

2015年5月10日 4:37 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

この地区は、
今週末が田植えのピーク。
そこらじゅうに田植え機・軽トラ・自転車などが、
うようよと蠢いていています。

普段はほとんど見かけない、
息子さんやお嫁さんにお孫さんなど、
賑やかで和やかで華やかな雰囲気に包まれている田んぼ。
この時期ならではですね~♪

さてさて、
これは金曜日の写真になりますが、
ノーマルな田植えもスタートしました!

ノーマルって書くと、
では、
アブノーマルな田植えって・・・???
という感じですが、
気になる方は前日の記事をご覧ください。

実はこの日、
体調不良で学校を早退した娘。

本当に体調不良・・・?
っていうくらい、
元気全開で逆に困りました(笑)。

今日はとにかく風が冷たくて、
フリースに毛糸の帽子でも寒いくらいですが、
この日は暑いくらいの陽気!

田んぼってアウトドアなんだなぁって痛感するんですが、
暑かったり寒かったり、
日が照ったり雨が降ったり。
急激な天候の変化にすぐ対応できるような服装でなければ、
作業性も損なわれます。

広い広い田んぼには、
日陰になるような木もなければ、
風をよける建物もありません。
全く逃げ場がないアウトドアな世界。

どんな天候にも対応できる、
機能性の優れた服装が求められる仕事だなと思います。

ま、
子どもはどんなに暑かろうが寒かろうが、
半袖半ズボンを好む生き物なのかもしれません。
靴下も断固拒否!

それにしても、
前日までのアブノーマルな田植えが本当に大変だったから、
このノーマルな田植えの何て楽な事!
気楽に田植えができます!!

特に、
長方形の広い田んぼ(この田んぼでだいたい3反)は、
作業効率も良く文句なし!

来週は台風も上陸しそうなので、
天気を見ながら田植えと代かきを交互の進めていきたいと思います!

紙マルチ田植えからスタート!

2015年5月9日 10:48 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

この地域は、
今日9日(土)・明日10日(日)が、
田植えのピークになりそうです。

雨がポツポツ降っていて、
いまいち田植え日和ではないんですが、
週末に植えなくてはいけない兼業農家さん、
朝早くから出動されていました

そして濱田ファームは、
一昨日7日(木)から、
今年の田植えをスタートさせました!

まずは、
無農薬栽培をしている田んぼの、
紙マルチ田植えから。

黒い紙のマルチを敷き詰めながら田植えをするという、
かなり特殊な方法です。

田植え機はもちろん専用のもの。
後ろの下の方に、
紙マルチがでろ~んと出ているのが見えますでしょうか。

紙がぴろぴろ~と出てきて、
その紙に穴をあけつつ苗を植え付けていきます。

とにかく神経をつかう紙マルチ田植え、
ともまるの顔もいつになく真剣です!?

これが紙マルチ。
なかなかの長さと重さなので、
非常にハンドリングが悪いです(笑)。

この紙が、
雑草を抑えてくれつつ、
2か月くらいかけてゆっくりと土にかえっていくという、
特殊なもの。

2か月後、
さぁ!
雑草が芽を出すぞ!!
という時には、
既に稲がかなりの丈になっているので、
さすがの雑草も太刀打ちできません。

と、
理論上ではパーフェクトなんですが、
それがなかなか上手くいかないのが難しいところ。

うまく紙が敷かれていなかったり、
風に飛ばされている個所があったりすると、
もうそこからウヨウヨと雑草がジャングルを形成します。

これは、
紙マルチを田植え機にセットしている様子。

長いし重い(ついでに高い)ので、
2人がかりです。

これ、
畦でセットしているのでまだ楽ですが、
紙はいつどこできれちゃうかわかりません。

広ーい田んぼのど真ん中できれた場合、
ぬかるむ田んぼのなかで交換するわけで、
そうとうのバランス感覚が問われる田植えです。

さらには、
紙はすぐきれるので、
その都度、田植え機をとめて紙マルチを交換する。

さらにさらに、
紙マルチ田植え機は6条(6列づつ苗を植えていく)なので、
外周を2周しなくちゃいけないんです!
ってこれ、
あんまり一般の方にはよく意味がわからないですよね。

えっと、
私もうまく説明できないんですが、
とにかくとにかく、
時間が相当かかるという事なんです!

ようやく田んぼ1枚の田植えが終わって、
田んぼから田植え機が出てくるタイミングに出くわしました。

これ、
毎回はたから見ていて怖いんですが、
こうやって大の大人2人が田植え機の前に乗って、
その重みで田植え機がウィリーしないようにしてるんですよ~。

かなりの角度であがってくるので、
本当に後ろにひっくりかえっちゃうんじゃないかと、
毎回ハラハラします。

実際、
農機具の事故で多いのが、
この田んぼの出入りの時のようです。
十分に気を付けないといけませんね。

今年も無農薬の田んぼは、
前部で5枚。
1ヘクタールほどの作付けです。

無事に育ちますように★
雑草に負けませんように★★★

代かきはハローで♪

2015年5月7日 2:39 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

GWが終わり、
娘も今日からまた小学校。
と同時に、
今日は家庭訪問があったりして、
休み明けからバタバタしている濱田家です。

さぁ、
田植えに向けての田んぼ準備の3ステップ、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くりその1荒くりその2@山の上の田んぼ(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

も、
いよいよ最終段階の3:代かきです!

代かきはハローで♪
の意味がわかるのは、
きっと関係者だけですね(笑)。

実は、
農機具音痴というか無関心の私にも、
あんまりどうでもいい事なんですが、
ともまる曰くハローは見ればすぐにわかる!
んだそうです。
そうですか、そうですか、それは良かった、
ちゃんちゃん♪

何の事かというと、
トラクターというのは、
その後部(時に前部にも)に様々な作業機をつける事により、
耕したり代かきしたり、
はたまた肥料をまいたりといろんな作業ができる、
農機具の中では珍しく(というか唯一?!)いろんな作業ができる優れものなんです。

これまで、
1:耕起と2:荒くりではロータリーという作業機をつけて作業していたんですが、
3:代かきではハローという作業機に付け替えております。

気になる方は、
前の作業の様子と比べてみてくださいね。
え?!
やっぱり気にならない???

ちなみに、
英語で書くとハローは、
Hello~!ではもちろんなく、
harrow。
辞書で調べると、
「まぐわをかける」とあるんですが、
まぐわって何・・・(笑)?
あんまり聞かない単語ですが、
土を砕く何かしらの道具だと推測されます。

ですよね~(笑)。
パッと見ただけでは、
横幅がただ違うだけのような感じなんですが、
どうやら爪の部分が全く違うんだそうです。

と、
ものすごい熱く語られたんですが、
私にロータリーとハローの爪の違いを説明されても、
正直困る

用水の水も、
勢いよくザブザブ流れています!
この水が、
米作りにとっては欠かせないものであり、
はるか昔から受け継がれてきた大切な財産。

こうやって、
用水の水を少-しだけ堰き止めて、
自分の田んぼの中へ水を入れます。

少-しだけ、
というのがものすごく大切。
自分の田んぼの事だけを考えて、
思いっきり水を堰き止めてしまうと下に流れていく水量が減ります。

そうすると、
下の田んぼの人が困る。

このさじ加減がとっても難しく、
また人間関係にも非常に影響を及ぼすわけですね、
うふふ♪

荒くりの前に田んぼに水を入れ、
その水を抜いて荒くりをし、
荒くりが終わったらまた水を入れ、
そして代かきの前にまた水を抜く。
代かきが終わったらまた水を入れ、
そして田植えの前にまた水を抜く。
田植えが終わったらまた水を入れ、
その後は、
苗の成長と共に水の量を調整していきます。

とっても手間がかかる水の管理。
ともまるは朝晩、
通常の農作業の前に1枚1枚田んぼを見て回っています。

さて、
いよいよ田植えが始まりますよ~!
頑張ります!

あ~ら~くりくり~♪

2015年5月6日 3:41 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

GW最終日、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

私たちはもちろん、
毎日休むことなく田んぼでトラクター作業、
そしてビニールハウスでの苗管理と、
フル稼働の日々!

田んぼでは切羽詰った状態で、
田植えに向けての田んぼ準備の3ステップ、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

の、
2:荒くりが行われていました!

これは、
早朝5時ごろ、
山の上の田んぼで撮った写真。

朝日を受けて、
トラクターが光り輝いて見えます!

ほ、
ほんとはけっこうボロボロで、
しかもドロドロなんですけどね・・・(笑)。

写真ではなかなか写らないんですが、
山の上の田んぼからは富山湾と、
はるか遠くには能登半島まで見渡せる絶景が広がります!

かなり静かな時間が流れているんだろうなぁと思われがちですが、
いえいえ、
いえいえいえいえ・・・(笑)。

この時期は、
山菜を求めて山に入る地元の方の車が、
ひっきりなしで通ります。

こちらが、
どこに車を停めようか困るくらい。

この前は、
森の中からガサガサーと音がしたんで、
熊か?それともイノシシか?!
と警戒したんですが、
出てきたのはおばあちゃんでした。

手にはたくさんのヨシナ(という山菜。ウワバミソウとも呼ばれてます)を持って、
驚いて目が点になっていたともまるに、
いる?
と聞いてきたそうです。

いる?
って聞かれたら、
いる!
って答えちゃいますよね(笑)。

さて、
荒くりも終わって今は、
最後の3:代掻きを必死でやっています!
もうすぐで田植え。
頑張らなくては!!!