富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2011.3月の記事

3月24日(木)のつぶやき

2011年3月25日 1:07 AM

21:59 from web
濱田ファーム会議終了。濱田ファームの経営理念、今年の栽培方針などを公表した。毎年両親とは今年一年分くらいここで話する。だから普段は無口。
23:33 from web
無洗米。いいかも。うちには無いけど。
by hamadafarm on Twitter

乗用チェーン除草機作り♪

2011年3月23日 3:24 PM

除草剤を使わない無農薬の田んぼは、
ほっといたらすっごい事になります。
雑草ボーボー。
稲なんて育ちません。

いかにこの雑草を抑えるか、
いや、
現実的には抑えるのは無理なので、
雑草さんに、
稲の成長にジャマにならない程度に遠慮してもらうか、
これが無農薬の田んぼの永遠の課題なのであります。

一般的にはアイガモ農法とかがよく知られているかもしれませんが、
私たちはやりません。
いろいろいろいろ理由がありますが、
私たちにはその選択はないな、
と。

他にも不耕起とか米ぬか散布とか冬期たん水とか、
いろいろあるんですけれど、
なかなかこれ1つで雑草と共存できる方法なんてないようです。
あ、
紙マルチ(田植えと同時に雑草が生えないよう紙を田んぼに敷きつめていく)は、
かなり効果が高いみたいですが、
それ専用の田植え機が必要。

今さら買うお金がない・・・・

却下。

で、
今の私たちにあった一番の良い方法はと、
ここ数年模索しているわけですが、
米ぬかも播いて冬季たん水もして除草もして、
と、
いろんな農家の方のお話を聞くと、
数種類の方法を複合的に継続していく事が大事なのかなと考えています。

その中でいちばん大変な除草を、
少しでも労力軽減したい!
と、
今年はチェーン除草、
しかも乗用ね♪
に挑戦してみることにしました!

前置きが長くなりましたが、
その乗用チェーン除草機、
クボタにもヰセキにもヤンマーにも売ってませんので、
この前の視察去年の視察を参考に、
自分で作ってます!

乗用にする為、
写真に写っているブームスプレイヤーという農機具を利用。

乗用チェーン除草機の正しい作り方、
なーんて説明書はこの世に存在しないので(たぶん)、
見たもの聞いたものを頼りに創作。

簡単お手軽キットも、
もちろんこの世に存在しないので(たぶん)、
必要だと思われる部品を探したり買ったりもらったり。

まずは、
チェーン除草機の名前どおり、
チェーン(タイヤのチェーン)を探し求める事からスタート。
チェーン、
今時ないんですよねぇ・・・・。
我が家にもないですからねぇ・・・・。
知り合いの知り合いからどうにか入手して、
適当な長さに切っていきます。

切るってったってー、
チェーンですから。
けっこう力要ります。

それに、
適当な棒(これ、なんだろう?!)に取り付けていきます。

作るたびに、
あ、この部品足りない!
とか、
あ、ここにはあんな感じの部品が必要だな、
とか、
その度にコメリ(ホームセンター)を往復。
時間がかかってしょうがない。
やっぱり、
クボタとかヰセキとかヤンマーとか、
どこでもいいからお手軽キットでも用意してくれないかしら。

で、
ブームスプレイヤーの後方に、
こんなんで大丈夫かいな?
とやや不安になりながらも棒とチェーンを取り付けてみました。

ちょっとガタガタしてるから、
こりゃー、
実際除草に入ったら田んぼにポトンと何か落ちていきそうだな(笑)。

ま、
自分で作るとなるといつもこんなもんだ。
イメージして、
とりあえず作ってみて、
そうして使ってみて、
こうした方がいいああした方がいい、
と改良していく。

面倒だし時間がかかるけれど、
それが楽しみの1つでもある、
みたい。
っていうか、
米作りよりも機械いじっている方が楽しい、
みたい・・・・。

乗用チェーン除草機、
この春デビューします!
田植え直後のなるべく早い段階で、
無農薬の田んぼに入りますよー。

あー、
こんなの田んぼでかなり目立つだろうなー。
周りの農家さんは保守的な方が多いから、
きっと熱い視線を浴びまくりなんだろうなー。
まーた濱田さん変なことやっとる、
そう言われるんだろうなー、
きゃー、
今から楽しみだわー♪♪♪

———————————

青森・秋田・山形への発送、
可能になりました!
岩手・宮城・福島へは、
営業所止めでの発送になります。

平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。

3月21日(月)のつぶやき

2011年3月22日 1:06 AM

16:17 from Tweet Button
私たちのもう1つの故郷カナダのバンフでも募金活動が行われたようです! http://t.co/LMTmvXs via @Wintergreen_tnk
23:30 from web
もし支援物資の要請が来たら、米袋に何か書いて送ろうと思う。「応援しとるよ!東北」とか「このお米食べて元気出さっしゃい」など。
by hamadafarm on Twitter

県内個人視察レポート

2011年3月21日 9:52 PM

もう10日以上も前の事になってしまいますが、
こっそりこそこそ(?)県内西部の農家さんを4軒、
個人的に訪ねてお話を伺う視察をしてきてました。

記事にする機会と時間がなくって、
このままお蔵入りしそうな気配さえ漂っていましたが(笑)、
今日その内容をお伝えしたいと思います!

まずトップバッターは、
いつも濱田ファームが視察されっぱなしだった(こんな感じ)ので、
逆襲攻撃だー!
とばかりに訪ねたヨコヤマ君ち。
由緒正しい種籾農家さんです。

種籾農家とは、
文字通り種籾を生産する農家。
普通の米作りとは違う基準で種籾を栽培して出荷。
濱田ファームはもちろん、
全国の農家が富山県の種籾を購入して苗に育てるわけです。
ちなみに、
富山県は全国一の種籾出荷県。
富山で栽培された種籾が、
つまりは全国でいろんな品種のお米として栽培され、
そうして消費者のもとへ届けられるんですね~。

そんな種籾農家の作業所には、
見た事もない農機具があっちこっちに点在。
ヨコヤマ君、これなにー?どー使うがけー?
へー、ほー、なるほどー、
といいながら人の農機具をひとつひとつチェックしては企業秘密に迫っていきます。
やるぜ、ともまる!

そんなやりとりをじーっと見守るのが、
作業所の主の猫ちゃん。

それにしてもヨコヤマ君ち、
噂に聞いてはいたけれど、
トラクターが5台もあってビックリ!
作業機がそれぞれセットされていて、
シーズン中付け替える事はないんだって!!
えー!
すごいブルジョワ(笑)!

注:トラクターは、
後部にいろんな作業機を付ける事により耕したり代かきしたり肥料をまいたりと、
1台で何役もこなす万能選手。
普通は、
作業機を作業にあわせて付け替えます。
ちょっと面倒だけどね。

お次は、
ヨコヤマ君の案内で、
県内でも有数の経営面積を誇るカナダ農園さんへ。

富山はけっこう大きな面積を経営する農家さんが多くて、
50町60町はゴロゴロ、
中には100町という農家の方もいらっしゃいます。
えっ?
うち?
うちは、
数字で言うのがお恥ずかしいくらいの面積で・・・・。
10町です、
ポッ。

注:1町=1ヘクタール

それにしてもカナダ農園ですよ、カナダ農園!
その名前に驚いて、
実は数年前にともまる、
こっそり電話してなんでカナダなのか聞いちゃったくらい(笑)。
私たちの第二の故郷のカナダと関係があるかと思ったら、
実はお名前がカナダさんだったんです。
二度ビックリ!

訪ねたのは3月10日でしたが、
もう既に種籾が水につかってましたー!
すっげー!
さすが大農家さんは早いぜー!!

うちはこの作業は4月に入ってからですが、
この光景を見て、
ともまるは来るべき春作業のクソ忙しさが蘇ってきたようで、
かなり渋い顔してました(笑)。

お米が自由に販売できなかった時代・・・・
そんな時代があったんですよー!
つい15年前までそうだんたですよー!
そんな食管法で米の販売が規制されていた時代から、
米穀販売の免許を取得して直売していたという歴史あるカナダさん。
いろいろ直売のお話をお伺いする事ができましたー!

2軒の農家さんを訪ねたところで、
午前中の視察は終了~。
ランチは近くの、
野菜が美味しいレストランというラ・ナトゥーラへ。
この地域の伝統的な家を改築したレストランだそう。

なかなかいい雰囲気。
次の視察時間が気になって、
ゆっくりできなかったのが残念だけど。

ちょっと値段設定が高いかなーと感じたけれど、
ちゃんと作られたお料理、
美味しくいただきましたー。

午後1軒目は、
超大農家のウカワ君のところへ。
実はウカワ君、
午後2軒目に私たちが是非訪れたかった農家さんをよく知っているという事で、
わざわざ案内役を買ってくれたんです!
いやぁ、うれしいなぁ。
忙しくなる時期に時間を割いて案内してくれて。

しかーも!
私たちが探していた資材を扱っている業者さんをいきなり紹介してくれたり、
写真の通りの変わった独自開発の米ぬかペレットを見せてくれたりと、
至れりつくせり。

大農家さんて保守的なイメージがあったけれど、
彼は独創的で前衛的で挑戦的。
すごいステキ!

そしてこちらが、
お会いしたかったワダさん。
有機のお米を栽培されていて、
チェーン除草を独自で工夫して作業機につけているとの噂を偶然耳にして、
直接お会いしてお話を聞きたいなぁー、
と思っていた方。

ワダさんをはじめ、
有機で米作りをされている方は皆さん、
栽培方法や肥料、除草方法などなど、
どれをとっても研究熱心で勉強家、
そして独自で工夫されている方が多いような気がします。

この米ぬかペレットも、
単なる米ぬかではなくハトムギを混ぜたペレットだとか。
ハトムギを混ぜた場合の抑草効果が果たしてどうか?
今年の挑戦なんだそうです。

そしてこちらが、
ワダさん作の、
作業機(ブームスプレイヤー)に除草機を取り付けた、
オリジナル乗用除草機!
話には聞いていましたが、
実際に目の当たりにするとものすごく参考になります!

濱田ファームにもブームスプレイヤーがあって、
通常は病害虫予防の農薬散布に使う機械なんですが、
これを別の用途で有効活用できればいいなぁと常々思っていました。
除草機として使えるなんて!

無農薬の田んぼでの除草で、
去年痛い痛い失敗からかなり凹んでいたともまるでしたが、
今年はどうやらこの、
ブームスプレイヤーを活用した除草機に挑戦する気になったみたいです!

ブームには、
タイヤのチェーンを利用したチェーン除草機を取り付けたいようです。
ワダさんから詳しく作り方のノウハウをお伺いしてきました。

それにしても、
ワダさんはじめ、
この日に視察した農家の方々、
いやこの日だけでなく、
これまでお伺いしたどの農家の方も皆さん、
これまでの失敗や経験を元に、
惜しげもなく情報やアドバイスをお話いただくんです。
言ってみれば、
企業秘密みたいな事も包み隠さず教えてくれます。

まだまだ経験の浅い私たちにとっては、
本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
お返しは何もできないのですが、
視察で得た事を今後の米作りにしっかりと生かすこと、
真面目にきっちりと米作りに頑張ること、
それがお返しに少しでもつながると思い、
また気持ちを新たに今年の米作りに励みたいと思ってます!

改めて、
今回視察させていただいた皆さま、
本当にありがとうございました!

難しい名前の書類・・・・

2011年3月20日 11:20 PM

夜な夜な、
会話もほとんどない状態で、
それぞれのパソコンににらめっこになる。
そんな、
ちょっと危ない(?)夫婦のともまると私。

たまったオフィスワークは夜におかたづけしているわけですが、
そろそろ年齢的な問題で、
夜のお仕事は微妙に身体に堪えてきています、
トホホ・・・・。

この日はパソコンワークではなかったけれど、
じーっと書類を真剣な目で確認していたともまる。
何の書類かなぁ?
と覗き込んでみたらそれは、

水稲生産実施計画(確認野帳)(兼水田利活用自給力向上事業・米戸別所得補償モデル事業等営農計画書(助成金申請書))兼水稲共済細目書異動申告書

という名前の書類でした。

漢字のテストみたい(笑)。
っていうか、
長すぎて意味不明。
一息ではとても言えない。
ちょっとイラッとする(笑)。
いや、
かなりムカツク?!

なので、
パパパっとやっつけて、
すぐに提出!
目の見えるところにさえなければ、
すぐにその存在なんて忘れちゃうからね。

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茨城県への時間帯指定サービスも再開しました。

平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。