富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

種籾の選別

2011年4月3日 9:46 PM

他の農家さんにかなり遅れをとっている感ありありですが、
ようやくトップギア全開の濱田ファームです!

先日からいよいよ、
春作業のメインでもある育苗(いくびょう)も始まりました!
育苗とは、
読んで字の如く(漢字って便利!すごい!)、
稲の苗を育てること。

4月に入ってすぐに始まる育苗は、
この先田植えが終わる5月下旬まで、
なんとなんと2ヶ月近くにもわたる長い長い作業になります。
長いし大変、
しかも播種機やビニールハウスなどの投資も必要、
で、
小さい農家さん、特に兼業農家さんは、
あんまり育苗はやっていない事が多いかもしれません。
じゃ、
苗をどうやって用意して田植えするのかと言うと、
周辺の専業農家さんから苗を買うんですよ~。

濱田ファームも、
専業農家にしては小さい規模ですが、
一応他の農家さん用の販売苗も作ってます!
しかーも!
苗隊長はこの私が担当!
えっ?!
大丈夫?!
と心配される方もいるかもしれませんが、
大丈夫です!
隊長は私ですが、
作業はほとんど子分(笑)のともまるがやってますから!
ご安心下さいませ~。

いつもの如く、
前置きがかな~り長くなりましたが、
その長い&大変な育苗の行程、
以下の通りになります。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・農薬による消毒)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
最初の1:選別の様子をお伝えしましょう!

これが種籾。
ま、
言ってみれば去年の秋に刈り取った籾そのものが、
稲の種になるわけです。

当然の事と言えば当然の事なんでしょうが、
普通のサラリーマン家庭に育った私には、
これもけっこうカルチャーショックの1つでした。
そ、そうなんだ、
籾から目がでて稲になって、
それでまた籾になるんだ、
と。

ちなみに、
1粒の種籾が、
芽を出し茎を分けて成長して、
花を咲かせ籾になるわけですが、、
最終的には約1500粒の籾になるんだそうです。
スゴイ!

その種籾を選別して、
良い種を悪い種とに分ける作業がこれ。

短い経験からですが、
してもしなくてもあまり差はないような気がするんですが、
経験の長い農家さん、
どんなもんでしょう・・・?

実際選別しない農家さんも多いようですし、
選別方法も塩水選などもありますが、
うちは去年からライスグレーダーという機械を、
先輩農家さんからお借りしてやってます。

種籾を投入口に入れると、
あとは勝手に未熟な種籾をふるい落としてくれて、
いい種籾だけを選別してくれるという代物。

選別された種籾は、
今度は2:小分けという行程へ。
つづく♪

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平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。

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