今朝も寒かった黒部。
寒がりの私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁・濱田律子は、
まだまだしばらくストーブが手放せない日々が続きそうです。
そんな中、
稲の種が到着しました~!
これが来ると、
もうどこにも逃げられません(笑)。
身動きもとれません(笑)。
ただ、
前進あるのみ!
突き進むだけ!!
さてこの稲の種、
通称、
種籾(たねもみ)。
米農家にとってはもう、
当たり前すぎるくらいの存在ではありますが、
はて、
一般社会では稲の種というのものは認識されているんだろうか?
と、
ちょっと疑問に思いました。
何せ一般サラリーマン家庭で育った私、
稲の種なんてこれまで意識せずに育ってきたわけで、
ここに嫁いできて初めて、
稲にも種というものがあったんだー、
と感動しましたもん。
という事はきっと、
稲の種というものが何かわかっていない人は、
私だけでないはず!
他にもきっとたくさんいるはず!!
というわけで、
稲の種の正体をここで、
ご紹介しましょう~!
ちなみにこの種籾、
富山県産でございます。
実は富山県は、
全国一の種籾産地。
富山県の種籾が全国に出荷されているんですね~。
種籾だけを栽培している農家さんも、
実はすごく多いんですよ~。
厳格な基準や栽培方法にのっとった種籾、
なので、
証明書やら保証書やらが何枚も入っていて、
ちょっと厳格な雰囲気が漂っております。
そして、
じゃじゃ~ん!
これが、稲の種です!!
しゃー、
そんなん当たり前やろー、
という米農家さんからの富山弁でのつっこみが聞こえてきそうですが、
たぶんこれが何か、
ちゃんと説明できる一般の方は少ないと思うんですよね~。
これ、
秋に田んぼでたわわに実っていた稲穂、
を刈り取って、
脱穀した籾(もみ)の部分です。
なので、
籾殻をとったら玄米になりますし、
精米したら白米になります。
つまり、
お米そのものが稲の種、
という事。
この1粒1粒が種であり、
種まきすると芽を出し、
成長して苗となり、
田植えされて稲株が成長して、
秋になるとたわわに実る、
というわけです。
1粒の籾から約1500粒のお米になるそうですよ~。
へぇ、
こう自分で書いていても本当にすごいわ~、
不思議だわ~、
と思うのですが、
皆さまいかがでしょうか?
えっ、
それって一般常識?!
それは大変、
失礼いたしました!!
明後日くらいからはこの種籾を、
どうやって苗にしていくのか、
じっくりと説明していきますね!
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昔の種もみの話
おはようございます 大変興味深い記事なので、一筆書かせてもらいました 昔は貴方様のおじいちゃんはご存知かと思いますが、種もみは自宅で来年の物を取り保存していたものです 勿論丁寧に収穫し、はさがけで干し、そしてわざわざ「せんば」で種もみを収穫していたものです
いろり「へんなか」のあるうちは、囲炉裏の上に保存したようです なんといっても来年の大事なものですので、大事に大事に扱っていたのでした
jykさん
いつもコメントありがとうございます!
そうですね、
昔はどこでも自家採種していたようですね。
それがきっと当然の自然の営みであり恵みであったと思います。
表示や異品種米の混入に厳しい今は、
なかなか自家採種は難しいみたいです★
素敵な文章で、丁寧なわかりやすい内容、とても勉強になりました。ありがとうございました。
10年近く前の記事を見つけていただき、
ありがとうございます。
わかりやすいと書いてもらえて嬉しいです!