富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

その農機具、How much?

2014年6月25日 5:08 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

昨日の『レタスクラブ』掲載のお知らせでは、
たくさんのコメント・メッセージ・メールをいただきありがとうございました!
よ~く考えたら、
お客様の愛☆さんのご指摘通り、
地方紙でも農業関係でもない全国的な一般誌での、
記念すべきデビュー掲載となりました!

ま、
濱田ファームは名前だけなんですけどね(笑)。
主役はあくまでも、
富山の美味しいものとして私たちがご紹介させていただいた、
鮨蒲本舗 河内屋さん。

そうそう河内屋さんのブログでも、
この件についてご紹介いただきました★
河内屋さんのブログ、
何とスタートが2001年!
地道に続けていらっしゃるその姿勢こそが、
今や全国的に知られるようになった河内屋さんの原点なのかもしれません。
続ける事って大事。
私も頑張らなくっちゃ!
と刺激を受けました!!

ところでまたまた雑誌関連なんですが、
ただ今ともまる、
農機具のMHKについて取材を受けています。

MHK?
そう!
MHK!

高価な農機具を新品で購入せずに、
なるべく
M:もらう
K:かりる
H:ひろう
事で、
経費を削減しようという友の会(ともまるの仮想の会です)。

農機具って、
一般の方が知ったらきっと、
目が飛び出すような驚きの価格間違いなし♪
って、
♪をついつけちゃいたくなるくらいのビックリ価格なのです(笑)。

しかーも!
高い分しっかりと働いてくれるならまだしも、
1年に3日しか使わないとか、
そんなんばっかり・・・(^_^;)
でも、
それがないと米作りがまわらないもんで、
仕方なくフル装備で全セットを揃えるわけです。

それではここで、
先日ちょうどとある農機具メーカーからカタログが届いたばかりなので、
驚きの価格をちょこっとご紹介しましょう!

まずは、
農機具の中では一番活用頻度の高いトラクターから。
トラクターの後部にいろんな作業機を取り付ける事で、
起こしたり肥料をまいたり雪かきができたりと、
いろんな事ができちゃいます。

耐用年数も長いので、
これはいいトラクターを用意したいところ。

せめてこれくらいの馬力があって、
雨の日でも関係なく作業ができるキャビン付きで、
って欲を出すと、
あっという間に700万円くらいしたりしますのでご注意を・・・(笑)。

中には、
ありますねー、
1000万円超えのものも♪

ジョンディアの緑×黄のカラーリングについ惹かれてしまいますが、
値段を見て撃沈。
よーし今度は、
緑×黄に塗っちゃおっかな(笑)。

注:現在の濱田ファームのトラクターは、
フェラーリをイメージ(あくまでもイメージです!)した、
シルバーに塗装しておりますっ!

さぁ、
トラクターの価格くらいで恐れおののいてはダメですよ~!
お次はコンバイン!!

最も高価な農機具の1つでもあり、
最も壊れやすい農機具だー!
しかも耐用年数は低い・・・(笑)。

2条(稲株を2列づつ刈り取ってくれます)であれば200万円以下のようですが、
2条で刈っていたら(うちの面積だと)稲刈りは終わりません!
うちは今4条のコンバインなんですが、
次は5条がいいなぁ~。
やっぱりキャビンがついてた方が~、
な~んて欲を出してると、はいっ!
1000万円超えました(笑)!

ほら、
一般の方もだんだん笑えてきたでしょ(笑)。
お金なんて下世話な事を話題にしないで、
男なら隣の農家に負けないような新しい大きな機械に乗れ!
という考え方もあるとは思いますが、
きちんとした資金繰りと機械の更新頻度の計画、
更新する事によってどれくらい利益を確保できるのか等など、
綿密な計算が必要になってくるはずです。

だって専業農家は、
田んぼで機械の優越を競争したり、
男のプライドをくすぐったりしているわけではないんですから。
ね♪

トラコンタ。
米農家の3種の神器と言われていますが(本当か?!)、
トラクター・コンバインときて、
最後の田植え機。

ほーら、
田植え機が安く感じる!
そう思った方、
危険です(笑)!

米農家にありがちな考えなんですが、
だんだん金額がマヒしてきて、
田植え機の300万400万が安く思えてくるんですよね。

ましてや、
ちょっとした農機具の50万とか、
部品の20万とかなんて、
はした金とは言わないまでも、
ついつい軽くポーンと払ってしまうんです。
危険です。
本当に危険だと思います。

トラコンタだけではもちろん米作りはままならないわけで、
ずらっと並んだ乾燥機だって必需品。

我が家には、
40石前後の乾燥機(3反=30アール=900坪くらいの田んぼから取れるお米を乾燥できるくらい)が4台ありますが、
きちんと購入していたらざっくり800万円くらいになるのかな?

※間違えがあればご指摘ください!

それを全て、
近所で米作りをやめられた農家の方の、
埃をかぶって眠っていた納屋からいただいてきました。
タダではありませんが、
運搬・設置の費用(→巨大なので簡単にはできません)を考えても、
タダ同然かもしれません。

他にも、
細々とした農機具がいろいろいろいろあって、
全てをご紹介はできないんですが、
籾すり機の70万とか、
計量機の30万とか、
そんな農機具をもし全て新品で購入して、
さらにはそれを保管しておく作業所を建てたとしたら!

米農家になろうとして、
初期に投資しなくてはいけない額は1億はかかるような、
かからないような、
もう私の頭の中もドンブリ勘定になっていて、
訳がわからなくなってきました(笑)。

米農家になるのも、
米農家を続けるのも、
どちらも大変。

少しでも農機具の費用を抑えて、
MHKの精神で、
この先も米作りを続けていきたいと思います!

とりあえず、
真っ先に壊れそうな濱田ファームの農機具は、
コンバインです♪
キャハ♪♪♪

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