富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2015.3月の記事

3月のファーマーズマーケット出店レポート

2015年3月30日 11:55 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日の黒部は気温が上がり、
日中は20度をこえる予報だとか。
この暖かさで桜の蕾も一気に膨らみそうです。
週末にはもしかしたら、
平地ではお花見ができるかもしれません。

黒部の桜の名所は山の上なので、
まだもう少し先になりそうです。

さて、
昨日のマルシェレポートに続いて、
今日は翌日の3月22日、
青山ファーマーズマーケットのレポートです!

この日はとってーも良いお天気で、
春らしい暖かい一日となりました。

そして!
濱田ファームのお隣のブースには、
同じ富山県組
黒部のお隣・魚津の宮本みそ店さん!

ご飯の濱田ファームと、
お味噌汁の宮本みそ店さん。
最強のコンビです!

あぁ、
素敵な宮本さんの隣に並んでしまうと、
ともまるの立場がなくなりますが・・・(笑)。

近くに住んでいながら、
実は宮本さんと最初に出会ったのはここ、
青山ファーマーズマーケットでした。

今では、
宮本さんの奥さんとも仲良くお付き合いさせていただく仲になりました♪

あぁ、
私も立場がなくなっていますが、
奥さんとパチリ。

宮本さんと仲良く、
そして助けあいながらの出店は、
とても楽しい一日となったはず・・・・。

はず・・・?
というのは、
この日は私の友人が大挙して遊びに来てくれて、

私がブースに立っていた時間、
ほぼゼロ・・・(笑)。

いやぁ、
この日はすごかった!
中高時代の友達から、
カナダから一時帰国中のガイド仲間、
カナダ時代のガイドやオフィススタッフの後輩、
そして従妹まで、
次から次へと遊びに来てくれて、
時に渋滞(笑)になるほど!!!

みんなー、
本当に本当にありがとう!
私すごく幸せ者です。

そんなわけで私、
この日は(も?!)ほとんど働いておりません!

代わりに働いていたのは、
ともまるのサラリーマン時代の会社の先輩スワベさんと、
娘さんのミカちゃん。

ミカちゃんなんて、
うちの娘に代わってすっかり看板娘になっていました。

スワベさん、
いつもいつもありがとうございます!!!

というわけで、
働いていないわりに忙しかった印象のファーマーズマーケットでしたが、
これでいいのです。
ファーマーズマーケットは私たちにとって人との出会いの場。
これからも、
たくさんの方に遊びに来ていただけるよう、
そして気が向いたらお米も少し買っていただければ(笑)、
これほど嬉しい事はありません。

そして今は、
何より米作りに専念です!
私たちは米農家。
まずはきちんと美味しいお米を作って、
販売はその先の事。

既に農繁期に突入して、
身動き取れないくらいの忙しさになっています。
しっかり米作りに集中して、
またマルシェ・ファーマーズマーケットには、
新米が収穫できる10月以降に戻ってきたいと思います。

それまで皆さま、
このブログでどうぞ米作りの様子を見守り、
米作りをまるで体験しているかのように感じていただければと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします!

3月のマルシェ出店レポート

2015年3月30日 11:21 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

3月もそろそろ終わりですね。
4月からは娘も小学校にあがり、
子どもも親も心機一転、
新しい環境を楽しみたいと思っています。

さて遅くなりましたが、
3月のマルシェ出店レポートです。

まずは、
21日(土)のヒルズマルシェから。

3月の東京にしては、
ちょっと肌寒い一日となりましたが、
たくさんの、
リピーターのいつものお客様、
そして知人・友人・お世話になっている方に来ていただき、
大忙しの、
でもとーっても充実したマルシェとなりました!

●アオキさん
いつもありがとうございます!
いただいたスイーツ、
娘に独占されちゃいました(笑)。

●ワダさん
私はお会いできなくて残念でした。
また夏の富山のイベントで、
もしくは東京の美味しいお店でお会いしましょう♪

●エリコさん
主人がいつもお世話になっています!
今回は私がその場におらず、
お会いできなくて失礼しました。
また秋以降のマルシェでお会いできることを楽しみにしています!

●エビネさま
はじめまして!
だったんですが、
事前に情報をいただいていたので、
お会いできたときは嬉しかったです。
我が家の玄米、いかがでしょうか?

●エグチさま
いつもありがとうございます!
バタバタしていてゆっくりとお話しできず失礼しました。
春からは米作りに専念して、
秋にまたヒルズマルシェに戻ってきますねー!

他にも、
お名前がわからないいつものお客様に来ていただいたりして、
ともまるは一人で大わらわだったようです。

一人・・・?
そう一人。
なぜなら私は、

カナダ時代のガイドの大先輩お二方と、
マルシェ開催中のほとんどの時間、
グビグビと飲んでいたから・・・(爆)。

バンクーバーから一時帰国中の方と、
今は日本で暮らしている方のお二人。
こんな所でこんな風にお会いできるなんて!

人生っておもしろいなと思いつつ、
カナダの思い出話に花が咲き、
そしてグビグビと飲んだのでありました★

以上、
マルシェレポートでした。
次回は青山ファーマーズマーケット編です!

「農家におじゃま」に出演します!

2015年3月27日 4:53 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日は、
地元ケーブルTV出演のお知らせです!

新川(にいかわ=富山県の東部の朝日・入善・黒部・魚津周辺地域の総称)ではおなじみ、
みらーれTVですよ~。
「NIIKAWA EXPRESS」内の人気コーナー「さえこの農家におじゃま」に、
私・濱田律子が出演します(^^;)

先週取材をしていただいたんですが、
いやぁ、
テレビカメラはやっぱり緊張するわ。
顔ひきつりまくり。

カメラもマイクも近い・・・(汗)。
レポーターのさえこさん、
とさん付けで呼んでみたけど、
普段はさえちゃんと親しみをこめて呼んでます。

そのさえちゃん、
何でこんなに顔が小さくて可愛いんだろう♡
なんて事を考えてたら、
しどろもどろに。

話題は、
先日の表彰の事。

賞状も撮影したいと言われて、
慌てて出してきたら、
筒に入れっぱなしなのでくるくる~@@

それと、
イタリア米。

あぁ、
もう既に先日のマルシェで完売となってしまったんですが、

さえちゃんのリクエストで、
リゾットを作りました★

キノコとアスパラのリゾット、
美味しくできたよ~♪

さてさてこの様子は、
みらーれTVの番組「NIIKAWA EXPRESS」内の「さえこの農家におじゃま」でご覧ください♪
本日3月27日(金)から1週間、
1日4回(6:00・11:00・16:00・21:00)放映される予定です。
新川の皆さま
お時間があればどうぞ私のひきつった笑顔をご覧くださいね~。

種もみの小分け~

2015年3月26日 3:17 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

つい先日のなごり雪が嘘のように、
今日は晴れてくっきりと山も見えています。
まさに農作業日和!

ですが、
今日も作業所にこもって育苗作業です。

育苗(いくびょう)とは、
田植えの時に植えるあの苗を育てる作業。
5月中旬の田植えの日にあわせて、
この時期から準備しているんですよ~。

しかも休みなく!
約1カ月半!!
そんな、
長くて辛い(?)育苗作業の行程は、
以下の通り。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
2:小分けの様子をお伝えします!

偉そうに工程の1つに加えていますが、
文字通り種籾(たねもみ)を小分けにしているだけなんですけどね・・・(笑)。

ハンドリングしやすいよう、
そしてこの後の工程で播種量を計算しやすいよう、
だいたい5kgに分けていきます。

って、
サラッと書いちゃいましたが、
一般の方には播種量?
何それ??
だいいち読めないし!
という方が多いと思います。

播種量(はしゅりょう)とは、
苗箱(なえばこ)と呼ばれる長方形の箱にまく、
種籾の量の事です。
1枚の箱に、
黒部市の標準だと120グラムほどの種籾をまくんですが、
これを播種量といいます。

播種量は地域によって農家によってかなり差があり、
一概に多ければ悪い少なければ良い、
という単純なものではない気がします。

まぁ、これこそ、
長年の勘がものを言いそうなんですが、
何せうちは新米農家。
毎年少しづつ量を変えては、
うちにあった一番の量を模索し続けています。

底に穴をあけたバケツに網をセットして、
種籾を量りとり、
バケツを持ち上げればザザザーと種籾が網に入っていく仕組み。

あとはクルリと縛ればオッケー。

小分けされた種籾が山積み状態。
これでハンドリングがよくなりました!
3:消毒の工程へ。

と、
今日はここまで。
そして明日はちょっと育苗作業のご紹介をお休みして、
1つケーブルテレビの取材の様子をお伝えして、
あとはまだマルシェレポートもあげてませんでしたね、
そうそう、
既にトラクター作業も始まっています、
あぁ、
ネタが満載でブログが追いつかない。

のですが、
1つ1つまた改めて更新していきたいと思います!

育苗スタート!

2015年3月25日 9:51 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

週末の、
東京でのマルシェ・ファーマーズマーケットはお天気にも恵まれ、
本当にたくさんの方に遊びに来ていただきました。
あまりにも多くの方に来ていただいて、
私たちの至らないところが多々あったと思います。
お話しする時間が十分にとれない事もありました。
せっかく遊びに来ていただいたのに、
本当に申し訳ありません!!

またこれに懲りずに、
新米の収穫後の10月以降になりますが、
マルシェ・ファーマーズマーケットでお会いできたら嬉しいです!

さてそのレポートはまた改めて後日アップしたいと思いますが、
東京から戻ってきて、
なごり雪というにはあまりにも激しい雪が降る中、
いよいよ今年の育苗作業が始まりましたので、
まずはそれからお伝えしたいと思います。

育苗(いくびょう)とは、
稲の苗を育てる作業の事。

田植えの時に田植え機で植えていくあの苗は、
突然降ってわいてくるわけでも、
ホームセンターで野菜苗と一緒に販売されているわけでもなく、
1か月以上の長い期間をかけて育てているんです。

当たり前と言えば当たり前なんですが、
育苗作業はあまり一般の方には知られていないような気がします。
そこで、
このブログではこの先1カ月以上かけて、
じっくり&ゆっくり、
そしてなるべくわかりやすい言葉で、
育苗とは何ぞや、
という事をお伝えしていきますよ~★


※写真は去年のものを使っています。

まずは、
稲の種の事から。

稲は植物なので、
当然、種から芽が出て育っていきます。
では稲の種、
皆さんはご覧になった事はありますか???

この袋の中に、
稲の種、通称、種籾(たねもみ)が入っているんですが、
この種籾、
富山県産(しかも黒部産)です。

実は富山県は、
全国一の種籾産地。
富山県の種籾が全国に出荷されてるんです。
種籾だけを栽培している種籾農家さんが多いのも、
富山県の特徴かもしれませんね。

厳格な基準や栽培方法にのっとって育てられた種籾は、
証明書や保証書が何枚もついていて、
ちょっと厳格な雰囲気が漂っています。

でも、
簡単に言い表すと、
タネとなるわけです。

そしてこれがその種籾、
稲の種です。

そう、
秋の田んぼでよく見かける稲穂に、
たわわに実っているあの籾です。

この籾から殻を取り除くと玄米になりますし、
精米すると白米になります。
つまり食べるお米そのものが、
稲の種だったわけです。

この1粒1粒が種であり、
種まきすると芽を出し、
成長して苗となり、
田植えされて稲株が成長して、
秋になるとたわわに実るんですね~。
1粒の籾からは、
約1500粒のお米になるそうです。

米農家にとっては極当たり前の事でしょうが、
実は私自身、
その事実を知った時には結構ビックリしました。
そうだったんだ!と。

この種籾が苗になるまでの約1カ月半、
毎日休みなく続く育苗作業の行程は、
以下の通り。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
最初の1:選別の様子をお伝えします!

上の写真のレトロな農機具が、
未熟な粒を選別してくれるライスグレーダーと呼ばれる選別機。

今の時代、
特にきちんと選別をしなくても大丈夫なのかな?
選別作業を省略する農家さんも多いようですが、
我が家はおまじないの意味も込めて、
毎年つづけています。

まずは、
ライスグレーダーに、

種籾を投入~。

ライスグレーダーの中に、

種籾が吸い込まれていって、

あとはこの中で、
未熟な種籾をよけて、

いい種籾だけを選別してくれる仕組み。
簡単。
なんだけど、
1人で作業していると時間がかかります。

いい種もみはこの後そのまま、
2:小分け
の工程に入りますが、
それはまた後日お伝えしますね★
今日はここまで。