富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2015.4月の記事

種籾の消毒

2015年4月2日 2:23 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

昨日は肌寒い雨、
今日は暖かい晴れ、
そして明日はまた雨、
さらに週末は27℃近くまで上がる予報とかで、
こころも身体も天気についていけない日々です。

でも逆に、
ついていこうとせず、
天気予報を見ないくらいの無頓着な方がいいのかもしれません。

とはいえ、
農作業は天気に大きく左右されたりするので、
実際には無頓着どころか、
常に携帯のアプリで天気予報や気温を確認しています。

特に、
育苗(いくびょう:稲の苗を育てる作業)ではこの先、
ビニールハウスの中での苗の管理が待っていますが、
これには絶対に天気の確認が怠れません。
天気だけでなく、
日差しの強さや風の向き・強さにも常に注意を払う必要があります。

今はまだその前段階、
種籾(たねもみ=稲の種)を消毒して水に浸しているところ。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

上記の育苗の工程の、
3と4のところで、
まだまだこの先長い道のりが待ち構えています!

今日は、
まだお伝えしていなかった3:消毒について、
詳しくご紹介していきましょう。

消毒には、
農薬で消毒する方法と温湯で消毒する方法と、
2種類あります。

濱田ファームでは、
他の農家さんへ販売する苗については、
奨励されている農薬で消毒しますが、
直売用のお米の苗は、
農薬を使わずに温湯でしています。

今日はまずは、
温湯消毒の方からご紹介していきましょう。

特に難しい説明は必要ないんですが(笑)、
ご覧のとおり、
種籾を温湯にドボンとつけるだけ。
以上です(笑)!

とはいえ、
時間をきっちり守らないと、
種が茹で上がっちゃうので注意はもちろん必要。
コシヒカリの場合は、
60℃という結構アッチアチのお湯に10分。

これが、
コシヒカリにとって、
茹で上がる事もなく、
しっかりと消毒してくれる温度と時間なのです。

時間はタイマーで何とかなりますが、
何ともならないのがお湯の温度。
何度も何度も冷たい種もみを浸すので、
お湯を一定の温度に保つのはなかなか至難の業。

でも上の写真のような、
温湯消毒をする為の専用の農機具があれば問題なし!

温芽(ゆめ)工房という、
農機具にありがちな名前がついていますが、
名前とは裏腹に、
しっかり働いてくれるんです!

問題があるとすれば、
この時期にこの1回だけしか使わないのに、
価格がもんのすごく高いという事でしょうか・・・。

というわけで、
MHKがモットーの我が家は、
これをKして対応しています。

※MHKとは、
M:もらう
H:ひろう
K:かりる
の事。
ともまるはMHK友の会の会長です。
ちなみに仮想の会です。

10分たったら、
お湯から種もみを取り出して、

今度は冷たいお水の中へチャプン。

軽くモミモミして、
中の種籾までしっかりと冷やします。

そしてそのまま、
4:浸種の工程へ。

その様子はまた後日お伝えしますね★

4月からの定休日のお知らせ

2015年4月1日 9:33 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

雨がシトシト降る朝を迎えました。
今日から4月1日。
気持ちを新たにして、
仕事も暮らしも、
1つ1つきちんと丁寧にしていきたいなと思います。

さて今日は、
4月からの、
定休日についてお知らせいたします。

ご注文やお問い合わせ等の対応について、
これまでの日曜日・祝日に加えて、
4月からは土曜日もお休みとさせてください。

また平日は、
これまで通りマルシェ出店や視察などで不定休です。

これ以外に、
お盆・お正月と冬休みに長期の休みがあります。

お休みの日は、
このブログのご注文対応の休み予定表や、
濱田ファームのHP
または毎月発行している濱田ファーム便りなどで
ご確認いただけます。

お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

4月から娘が小学校に上がるのをきっかけに、
上記のように決断しました。

この時期は特に農作業に休みはありませんが、
なるべく多くの時間を家族で過ごしたいという思いからです。

子どもはあっという間に大きくなっていきます。
私たちと一緒に遊ぶのもあと数年、
一緒に暮らすものも10年ちょっとでしょうか。

だからこそ、
いまこの時間を大事にしたい。
仕事に追われるだけの生活ではなく、
時には一緒にオヤツを手作りしたり、
休みなしで続く田んぼ作業を手伝わせたり、
そんな時間を少しでも多くとりたい。

単なる私たちの勝手な我儘な思いですが、
もしご理解いただいてさらに共感していただけたとしたら、
こんなに嬉しい事はありません。

今後ともどうぞ、
濱田ファームよろしくお願いいたします。