富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

種籾さんはハト胸がお好き♪

2017年4月10日 10:42 AM

黒部も桜が咲き始めているようで、
山の上の桜の名所・宮野山は、
どうでしょう、
今週末が良さそうなのかな。

とはいえ、
1年で1番忙しいシーズンを迎えている米農家にとって、
桜をゆっくり眺める心の余裕はありません・・・。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

田植えもまだなこの時期、
どうして忙しいのかというと、
田んぼではトラクター作業
そしてそれと並行して育苗と、
1日たりとも休めない上に、
緊張を伴う作業の連続だからなのですー!

特に育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)は、
3月末から始まり、
田植えが終わる5月下旬まで続く長い長い道のり。

終わる頃には、
心も体もぐったり疲れ果てる、
大変な作業です。

育苗の工程、

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

のうち、
今日は4:催芽の様子をアップします!

催芽(さいが)とは、
種籾(たねもみ)を温かい水にしばらくつけておいて、
芽を揃える事。

コシヒカリは、
芽が出づらい品種なので、
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です!

熱湯で消毒され、
その後しばらく冷たい水の中を泳いでいた種籾さん。
ようやくここで、
湯加減ばっちりのお風呂に入る事が許されました!

昔は本当にお風呂でやっていたこの作業、
今はこんな、
催芽機という便利な物を使っています。

こんな風に、
催芽に適した温水がくるくると循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事。
お風呂だと温度管理が難しいので、
催芽機は本当に助かります!

助かるんですが、
欠点は、
この機械、
催芽、ただそれだけしかできない事です・・・。
他には一切、
何の役にもたちません・・・。

温水につけて芽を揃えていくんですが、
種籾の状態だったり気候条件だったりで、
どれくらいつけておけばいいのか、
その年により微妙に異なってくるのが難しい。

だいたいこれくらいでいいかな?
と思っていても、
全く芽が出てなかったり、
逆に芽がすごい勢いで出てたりして、
何度も様子を確認します。

芽が出すぎてもオッケーなような気がしますが、
種まきの時に機械にひっかかってうまくまけないので、
ダメなんですよ~。

目安は、
ぷっくりと種が膨らんで、
芽が1mm程度に揃る程度。

これを、
ハト胸の状態と言うそうです。
ポッポー!

うん、
なかなかいい感じに膨らみました!
ポッポー!!

というわけで、
5:風乾の作業へ。
つづく。

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富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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