黒部は、
本日とても良いお天気になりましたー!
だいぶ色づいてきた大麦と、
北アルプス。
いやぁ、
絵になります。
大麦の刈り取りは、
5月下旬ころかな?
もう少し、
黄金色に色づくまでは時間がかかりそうです。
そんな、
のどかな景色の一方で・・・・
何やら、
田植えに大格闘している濱田ファーム・・・。
それは何故か?
この写真を見て、
いつもの田植えと違うのがわかりますでしょうか・・・?
実は、
紙マルチ田植えと言いまして、
黒い紙のマルチを田んぼに敷き詰めながら、
田植えをしていたんです!!
こんな感じでね。
このマルチがあると、
雑草をシャットアウト!!
去年も経験済みですが、
この後のテデトールがほぼ必要ありません!!!
注:テデトール
雑草をひたすら手で取る作業の事。
紙マルチはその後、
2か月くらいで土に返っていきます。
ふ~ん、
と軽く流しているそこの人!
これ実は、
ものすごい事なんですよ!!
とにかく広い広い田んぼ。
一度田んぼの真ん中に立ってみればすぐにわかります、
テデトールする事の無謀さが・・・・。
除草剤を使わない無農薬の田んぼは、
病気とか周りの白い目とか、
そんなものはただただどーでも良くて、
敵はただ1つ!
雑草なのです!!
雑草との戦いなのです!!!
ま、
勝つ事はありませんけどね・・・。
すさまじい雑草の勢いに毎年やられっぱなしで、
収穫量はかなり少なくなります・・・。
少しでも雑草との戦い、
ではなく、
もう勝つ事はあきらめているので、
少しでも共存をさせていただきたく(→雑草にへりくだっている・・・)、
何かしらの対策を講じているわけですが、
今年は去年に引き続き、
紙マルチ田植えを選択しました。
まーそれだけ、
紙マルチの威力がとにかく凄い!
わけなんですよね。
紙マルチ田植え機の唯一のメーカー、
三菱農機さんと、
この紙マルチ田植え機を貸してくれた、
富山県福岡町の吉岡さん(ともまるの昔の修業先の大農家さん)の全面協力のもと、
今年もこの田植えを行う事ができました。
あっ、
この右の写真のクルクルの黒い物体が、
紙マルチです。
雑草をしっかり押さえてくれるのは本当にありがたいんですが、
かなり高額なのがネック・・・。
高額と言えばこちらの、
紙マルチ田植え機ももちろん・・・。
去年は三菱農機さんの実演機を、
今年は運よくかつての修業先の農家さんからお借りできましたが、
今後も紙マルチ田植えをするとなると、
どうしても自前の田植え機を考えなくてはいけません。
がしかし、
新たに田植え機を購入、
しかも無農薬専用となると、
厳しい現実と向かわなくてはいけません。
あ~、
どこかに落ちていればいいんですけどね~(笑)。
そして紙マルチのロールも、
1本20kgと微妙な重さです。
これがまた、
田植えの途中ですぐになくなる!
なくなったら即交換!!
これを、
ぬかるむ田んぼの上で、
よろめきながら持ち、
交換するのは大変です。
交換ばっかりしていて、
ちっとも田植えが先に進みません。
ま、
これは慣れもあるんでしょうが、
今年初めて自分で紙マルチ田植えしたともまる、
かなり疲れたようです。
でもまぁ、
夏のテデトールを考えれば、
以下略。
今日は、
朝からずっと三菱農機のサカタさん(写真左)を一人占め♪
お休みなのにスミマセン・・・。
でも、
こんな緊急事態もその場で即対応していただき、
ものすごーく助かりました!
午後からは、
だいぶ田植えにも慣れてきてスムーズになったかな?
とにかく目立つ事は間違いなく、
行き交う車から注目浴びまくり(笑)!
目立ちたい方にはお勧めです!!
紙マルチ田植え機の問題点は、
田植え機そのものが高い
6条植えなので外周2周まわらなくてはいけない
田植えに時間がかかる
紙マルチが高い
紙マルチが重い
そんなところでしょうか。
がしかし、
そんな問題をぶっ飛ばす程の、
抑草の威力はものすごい魅力です。
いつかうちも、
三菱農機さんだけが作っているこの、
超ニッチな田植え機(笑)、
だって、
北陸でも年間1台売れるかどうかなんだって!
そんなものを未だに管理販売しているのって、
すごくないですか?!
紙マルチ田植え機、
欲しい!
やっぱりどこかに落ちてないか、
探しに行こう(笑)。
そう、
僧ケ岳(北アルプス)に誓う私でありました★