富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2014.8月の記事

稲刈り準備も大詰め!

2014年8月31日 11:09 AM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームです。

8月も今日で終わり。
今年は涼しい印象が強かった夏ですが、
9月に入ったらまた残暑が厳しくなるんでしょうか。

いよいよ、
稲刈りの準備も大詰め。

作業所の外では、
大量に出てくる籾殻(もみがら)をためておく場所の準備中。

乾燥させた籾から、
外側の殻の部分を取り除くと玄米になるわけですが、
その際に大量という言葉では表せないくらい大量に出てくるのが、
籾殻(もみがら)。

この処理に農家は四苦八苦するわけですが、
少しでも有効利用しようと、
濱田ファームでは数年前から籾殻を熟成させて堆肥にしています。

この場所で、
稲刈りが終わった後に長い時間をかけて熟成させて、
堆肥にします。

籾殻をためておく場所の横には、
粉塵を排出するダストルの排出口。

籾を乾燥させる際に、
これまた大量にでてくる粉塵を排出します。

こちらはとにかくすごい埃なので、
周りの民家(はほとんどない上にかなり離れてはいますが)に迷惑にならないよう、
しっかりと周りを囲んでおきます。

こんな風に、
ネットをはったりして。

これで、
ほぼ稲刈り準備も整ったかな。

あとは、
細々した事や書類作成、
そしてもう少しだけ草刈りをして、
その時を待ちたちいと思います!

稲刈り前の最後の草刈り!

2014年8月28日 4:38 PM

こんにちは!
富山県黒部市の濱田ファームです。

今日は、
久しぶりの青空!

ここぞとばかりに、
稲刈り前の最後の草刈りに飛び出して行ったともまる。

今ここで刈っておかないと、
稲刈り中はもちろん、
新米お届けが落ちつく10月後半までの2か月間も草刈りができないわけで、
そうなると草ボーボーになってしまいます。

雨が降ってなかったら、
問答無用で草刈りなわけであります!

コシヒカリの稲穂も、
クルンクルンになっています。
だいぶ色づいてもきました。

去年よりは遅いけど、
例年よりはちょっと早い稲刈りになるかな~?

麦後の田んぼを起こす

2014年8月26日 3:03 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

夏はあっという間に終わりを迎えようとしていて、
今朝なんてあまりの肌寒さに、
ホットコーヒーがとても美味しく感じられました。

何だか雨が多くて涼しい夏だった印象ですが、
いやいや、
油断してたらダメです・・・(笑)。
毎年の事ですが、
9月の稲刈り時の暑さったら!
絶対にまた厳しい残暑に悩まされるはずなので、
油断せずに稲刈りの日を待ちたいと思います。

さてさて、
稲刈りの準備と並行して、
田んぼをトラクターで起こす作業もやっています!

えっ、
と驚かれる方もいるかもしれませんが、
こんな時期でもトラクター作業はあるんですねぇ。

これは6月に麦を刈り取った後の田んぼで、
一度トラクターで起こして、
そして緑肥となるクロタラリアの種をまいていたんですが、
今年は見事に!
もうそれは完璧なまでに!!
クロタラリアの芽が出ていません(爆)!!!

何だか雑草のジャングルになってしまった田んぼを、
仕方なく起こしていきます。

予定ではクロタラリアのジャングルになっていて、
きれいな黄色い花まで咲いているはずだったんですが、
もしそうだとしてもこの稲刈りの前にトラクターで起こして、
土にすきこみます。

というのも、
稲刈りが始まるとこの先新米のお届けが落ち着く10月下旬まで、
田んぼを起こすなんていう作業はとてもできないので。

今日は朝からかなりの雨が降っていて、
キャビンでしっかりと守られているトラクターにとっては、
絶好の作業日和りでありました。

が、
写真を撮る私にとっては辛い天気。
車の中からおうちゃくして写真を撮ったら、
ほらご覧の通り。

でもまぁ、
ちょっと雰囲気のある写真になったかな?

米袋のハンコ押し!

2014年8月24日 5:30 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

今日は日曜日。
直売業務はお休みしておりますが、
ともまるが必死の形相で作業所でいろいろしているので、
私もつられてパソコンに向かっています。

これが自営業のダメなところなんですが、
家にいるとついつい仕事をしてしまいます。
今日これをやっておけば、
翌日の仕事が楽になる。
つい、そう考えてしまって、
ダラダラと仕事をしちゃうんですよね・・・。

反省です。
反省はしているんですが、
でもブログをアップしちゃいます(笑)!

今日は、
作業所でせっせとハンコを押しまくっていました。

これまた、
写真的にもネタ的にもとっても地味で恐縮なんですが、
稲刈りの準備の一環であります。

米ってやつは、
やっかいな法律がいろいろありまして、
農産物検査(いわゆる等級検査)を受けないと、
富山県産コシヒカリなどの表示ができないんです。

で、
その検査を受けるためには、
米袋の規格から証明書の項目まで事細かに決まりがあるわけなんですが、
今回はこの証明書の欄に今年、
平成26年産のお米ですよーという26のハンコを押していたというわけ。

そうしないと、
はい!
これは富山県の今年のコシヒカリですよ!!
っていう証拠の、
農産物検査員さんからのハンコがもらえないんです。

ちなみにその検査員は、
私なんですけどね。
そう、私、
こっそりと隠しているわけでもなんでもないんですが、
農産物検査員なのであーります。

稲刈りをして、
乾燥調製をして、
そしてこの農産物検査をして、
そうして初めて新米としてお客様の元へお届けできるというわけ。

だから、
稲刈り準備の一環として、
このハンコ押しも重要な作業なわけです。

ちなみに、
濱田ファームでは米袋と、
そしてもう1つこちらのフレコンとで、
お米を保管しています。

フレコンだと1トンのお米を保管、
そのまま検査も受ける事ができるので、
とにかく便利、簡単、手軽。
やめられません(笑)!

フレコンも必要な数を用意して、
農産物検査を受けるための書類を用意しておきま~す。

ピカ選をピカピカに!

2014年8月21日 3:57 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

今日も暑い!
と思ったら、
お昼過ぎから少しづつ日射しがやわらいできて、
雨もポツポツしはじめました。

さて引き続き、
乾燥調製の農機具の掃除・整備の様子。

乾燥調製とは、
コンバインで刈り取った籾を乾燥させて、
もみ殻を取り除いたり、
異物を選別して、
ピカピカな玄米の状態にする事。

昨日は、
乾燥機で乾燥させた籾を貯蔵するタンクの掃除の様子をお伝えしましたが(→こちら)、
今日はその後の過程で使用する農機具たちについて。

その農機具たちの一部が上の写真なんですが、
どれも1年間の長い眠りの間、
頭からすっぽりとビニール袋をかぶっておりました。
が、
それでも汚くなるのであります。

なので、
1つ1つ袋から出して、
掃除・整備なのであります。

その農機具たちは、
籾すり機・石抜き機・選別機・昇降機・計量機などなど、
まぁ、いろいろあるわけですが、
中でもこの色彩選別機がいちばん高価な農機具♪

虫食いなどの斑点がついた真っ白ではないお米を、
目にもとまらぬ早さでビシバシはじいてくれて、
残ったお米はピカピカな状態にしてくれるという優れものの農機具であります。

通称、
ピカ選(ぴかせん)と呼ばれるこの色彩選別機、
ピカピカ光りを発しながら選別するからこの名前になったのか、
それとも、
ピカピカな状態のお米に仕上げてくれるからなのか、
その辺のところははっきりとはしおてりません。

これ、
夏休みの自由研究のテーマにでも、
いかがでしょう・・・・(笑)。
私自身が農機具メーカーに問い合わせてみたいところではあります。

ピカの名前の由来はともかく、
うちみたいに出穂(しゅっすい)後に病害虫予防の農薬散布をしない農家にとっては、
非常にありがたい機械です。

通常の栽培方法では、
穂が出た後の8月、
病害虫予防の農薬散布を2回~3回行います。
これで、
白いお米に黒い斑点をつけるカメムシを予防するわけです。

ところが、
うちはこの農薬散布をしないので、
カメムシに米の甘い汁を吸われ放題。
収穫したお米も黒い斑点がいっぱい。
そんな斑点米を、
このピカ選がビシバシはじいてくれるというわけ。

とても高価な農機具、
ぶっちゃけていうとざっくり250万+昇降機で300万円くらい?
だったかしら?
もうあんまりよく覚えていませんが、
それでもそれまでの色彩選別機と比較して破格の安さだったため、
またたく間に直売をしたり農薬をできるだけ使わない農家に広まりました。

我が家も、
数年前からピカ選を導入、
自信をもってお客様にお米をお届けできるようになりました!

大事な大事な農機具の1つ、
しっかりと掃除・点検・整備をして、
長く使い続けていきたいと思います!