富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

これが脱穀だー!

2010年11月20日 4:58 PM

この時期北陸では、
大変貴重ーな晴れが続いています!
昨日も今日も、
そしてどうやら明日も、
晴れ!
晴れていると何だかそれだけで、
気分が明るくなりますね♪

ほらっ!
どーです、この景色!!

青空には雲ひとつなく、
数日前は黄砂だったにもかかわらず、
この澄み切った空気。
雪化粧された山の稜線もくっきり。
そして、
用水にはサギ。
サギだけれど絵になります(笑)。

そして濱田ファームのこの、
3棟のビニールハウスの中からは、
なにやら怪しい音とともにうごめく物体が・・・・・

ともパパでした!
日がさすと、
この時期でもハウスの中はぽかぽか陽気。
そんな中、
ともパパ奮闘中!

なんとなんと、
足踏み式脱穀機で、
黒米の脱穀にいそしんでいました~!

やらねばやらねば!
と思っていたのに、
なかなかできなかった脱穀。

ともパパが見るに見かねてこうして、
バリバリと脱穀してくれてました。
感謝!

脱穀した籾は、
今度はこちらのレトロな農機具、
唐箕(とうみ)で籾とゴミとを選別。
来週あけには籾摺りをして、
ようやく黒米になりそうです。

いやぁ、
それにしてもこの現代農業の世界で、
電源も油も使わない農機具って、
なかなか貴重なもんです。
っていうか、
時代を完全に逆行してますね(笑)。
周りから見たら何バカな事やってるんだか、
と笑われているんでしょうが、
いいんですいいんです!
私たち楽しみながらやってますので。

本当なら脱穀も選別も、
コンバインが刈り取りながらものすごい勢いでやってくれるわけですが、
何せ黒米の栽培量が少ない。
し、
コンバインで刈り取ると後の掃除が非常ーに大変なので、
こうして手作業で、
昔の米作りに思いを馳せながらやっています。

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●マルシェ・ジャポンに出店します!
11月28日(日曜日)@青山国連大学前 
減農薬コシヒカリ・こだわり栽培コシヒカリの300g&1.5kgの小袋の販売。
量り売りや脱穀体験もあります。
詳しくはこちらをどうぞ。

●お休みのお知らせ 
11月27日(土曜日)~12月1日(水曜日)
マルシェ・ジャポン出店と帰省ため、上記の期間お休みいたします。
この間にいただいたお米のご注文については、
休み明けの2日(木曜日)に返答させていただきたいと思います。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いたします。
なお、25日(木曜日)までにご注文いただいた場合と、
定期配達・発送の分については、
休み期間中でもお米をお届けいたします。

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。

フレコン出荷

2010年10月10日 10:55 PM

世間はまたまた!
3連休みたいですね~。
いいな~、
うらやましいな~。
秋の行楽シーズン、
イベントもいっぱいですもんね~。

濱田ファームは、
残念ながらまだまだ一息つけるほど余裕がありません・・・・。
籾摺り、
大量に残ってますから・・・・(泣)。

せこせこ・ちまちま、
籾摺りやって30kgの袋詰めなんてやってたら、
ゴールがなかなか見えてこないので、
ここはど~んと!
フレコンで出荷!

 

いやぁ♪
フレコン最高♪
楽チン楽チン♪♪

しかーも!
農協さんへの出荷分のこのお米、
さらに楽して乾燥調製も丸投げ(笑)。

いや、
その分お金はかかるんですが、
でももうこの際、
背に腹は変えられないってことで。

ある程度のところまで乾燥させたら、
後は乾燥所にお任せ。
そのまま農協さんへ出荷までしてもらっちゃいます、
うふふ。

フレコン出荷は、
もう既に大きな農家さんの主流になりつつあります。
そうやっぱり、
30kgの袋詰めは大変だし効率悪いので。

うちもいつかは、
全量フレコン取りっていう日がやってくる、
かもしれない。

おじーちゃんになっても米作りを続けるには、
それしかないのかな。
いや、
おじーちゃんになったら、
跡取りという道を全く考えていない濱田ファームは、
米作りをやめている、
かもしれない。
さぁ、どうだろう・・・?

今後の展開、
楽しみ楽しみ。

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平成22年産・新米の直売については、

こちらをご覧下さい。

 

まだまだ籾摺りっ!

2010年10月9日 5:12 PM

今週は、
作業所にこもっての籾摺り週間!
連休最終日までに何とか籾摺りを終わらせようと思ったけれど、
とーてー無理でした・・・。

っていうか、
1日ずっと籾摺りだけをしていれば終わったんだろうけれど、
新米お届けも相変わらずあるし(ありがたい!)、
あっちこっちから電話がかかってくるし、
来客はあるし、
トラブルもあってかけまわらなくちゃいけないだし、
で、
今日なんて籾摺りできた時間なんてわずか1時間くらいだったかも・・・・。
ヤバイ・・・・。

今日は籾摺りに適したせっかくの(?)雨だったんだけれど、
昨日はご覧のような晴れ!
昨日の方がなんだかんだと籾摺りはかどったなぁ。

籾摺り作業をしている時、
作業所の壁際の籾殻置き場は、
こんな感じになっています。

 

籾摺り機から直結している排出パイプを通って、
ご覧のように籾殻がプワーと出てくる!
籾殻もすごいけれど、
とにかく埃が辛い!
見てるだけでかゆくなってきます(苦笑)。

 

籾殻がある程度たまったら、
先日ご紹介したように田んぼに捨てる場合もありますが、
今はご覧のように堆肥を作成中。

籾殻と米ぬかと水と微生物とを混ぜて、
自家製堆肥を作ります。

 

さてさて作業所の中では、
ともまるが必至に玄米の袋詰め作業中。

頭にヘッドライト?!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
うちの作業所ってちょっぴり暗いんです。
外が暗いとなおさら。
なのでヘッドライト。
かなりの優れものです。

そして腕にはラジオ(時々iPod)。
ノリノリの音楽でイケイケでやります!

 

30kgづつ袋詰め。
そしてパレットに積み上げていきます。
(簡単にフレコン詰めもやってます)

しかし。
誰が米の単位を30kgって決めたんでしょう。
いやね、
もちろん持てますよ。
か弱いワタシだってエイヤーって持ってるもん。

でもはっきりいって、
重い。
っていうか、
ハンドリング悪い。
お客様の車に乗せるときとか、
箱に入れて発送するときとか。
とにかく持ちづらい、入れづらい、乗せづらい。
最悪。

なので、
いつかは30kgやめます!
ここで宣言。
歳とったらいつかは持てなくなるもんね。

米=30kgという既成概念、
もうそろそろやめよーじゃーないですかー。
とオモッテマス。

稲刈り12日目、最終日!

2010年10月1日 10:02 PM

10月に入りました!

今日はかなり盛りだくさんな1日!
疲れました~。

まずは朝から大口の配達。
ともまる号&ともパパ号と軽トラ2台の荷台に、
30kgの玄米をもりもり載せて配達しまくり。
多いところで、
1軒のお宅に22袋とか、
そんな大口の配達ばかり。
30kgの米袋を運んで運んで運びまくったので、
さすがのともまるも疲れました~。

が!
疲れている暇はありません!
それからすぐに残っていた稲刈りをやっつけに、
コンバイン出動ーっ!

出荷する米粉用に、
大麦の後に植えた「てんたかく」という品種。
大きな田んぼ3枚あったけれど、
乾いてカチカチだし、
稲は倒れてないし、
出荷の米粉用だし、
で、
ストレスフリーの稲刈りで楽勝!

そうして最後、
もう夕方遅い時間でしたが、
残っていたもち米のテデカリトール作業。

ともパパと、
いつも手伝いにきてもらっている近所のヒロキさんとで、
刈り取ったもち米を束ねる作業をしていました。

ヒロキさん(写真右)、
さすが元農家。
束ねる手つきも年季が入ってます!

そのずーっと先のほうで、
ともまる1人淋しくテデカリトール中。
夕日が淋しさを、
一層ひきたててくれてます(笑)。

もうかなり疲れちゃってたみたい。
そりゃーそうだよねー。
朝から配達、
日中稲刈り、
そして夕方テデカリトール。
1日めーいっぱい働きました。

最後の力を振り絞って、
カマで刈っていきます。

企画していたテデカリトール体験は、
今年2回(黒米ともち米)計画していたんですが、
両日とも雨で中止という残念な結果になってしまいました。

いやぁ、
今年は本当に雨でやられた年でした。
大変だったなー。

すぐ脇は、
10日前くらいに稲刈りし終わった田んぼ。
既に青々としています。

稲って本当にたくましい。
刈り取られてもすぐに、
新しい葉をだす。
そうして毎年、
連作障害もなく同じ土地で育てられる。
改めて感動。

さぁ!
明日からはまた、
新米お届けに精を出しますよー。
ファイトーッ!

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平成22年産・新米の直売については、
こちらをご覧下さい。

稲刈り11日目、と、農産物検査

2010年9月27日 11:54 PM

明日は雨!
とわかっていたので、
もうありとあらゆる手段と策略を屈指して、
何とか稲刈りを終わらせたかった濱田ファーム。

だって明日からはもう、
新米お届け作業のスケジュールがびっちりばっちり埋まっていて、
お客様をお待たせするわけにはいかないのよ。
稲刈りしている暇なんてないのよ。

ってなわけで、
頼れる友人に頼りまくり頼りまくり頼りまくり(感謝!!!)、
で、
出荷する米粉用の稲刈りをのぞいて、
とりあえず稲刈りをやっつけました!!!

ともまるが稲刈りまくっている間、
とりあえず用意できていたお米の農産物検査を、
ともまる不在で受験しました~。

もともとこの日に予定していた農産物検査、
本当なら稲刈りが終わって、
籾摺りも終わって、
全ての直売用のお米を一気にえいっ!と受けるはずだったのに・・・。

1日から新米をお届けするってお客様に宣言していて、
注文もかなり入っていたので、
あるだけのお米を取り急ぎ受験@知り合いの大農家さん。

それにしてもさすが黒部を代表する農家さん!
もうワタクシ目が泳ぎまくり、
怪しく写真撮りまくり状態の、
設備のすごさです!
当たり前ですが、
濱田ファームとはじぇんじぇん違います!!

稲刈り前の早朝から、
えっちらおっちら籾摺りたてのお米を運んで、
検査をしてもらいます。

穀さしっていう棒みたいなものを、
米袋にブスッとさして米を抜き取っていきます。
いちおー、
この私も農産物検査官をめざして実習を受けている身なので、
ブスッブスッとお手伝い♪
これがけっこう、
か、い、か、ん・・・・・・♪
何ともいえない感覚なんです。
あれ、わたし、変?!

採取したサンプル米を、
検査官の厳しい目でチェックしてもらいます!

これまで私も、
乾燥具合をみたりするのにこうやって、
カルトンという黒い丸い入れ物に米を入れて見ていたりしましたが、
やっぱりこれまでとお米を見る目は確実に違ってきました!

何ていうんでしょう、
米の一粒一粒が、
ちゃんと「見える」んですよね。
って、
見習いの身で偉そうですがー。

検査場には、
きっと一般の方が見たら?と思うものがいっぱい。
興味深いものが散乱しているので、
私もついつい写真いっぱい撮っちゃった。
ら、
さらに怪しくなっちゃった(笑)。

分析もしていただきましたー。
あー、
この夏、
もうイヤになっちゃうくらいこれやったなー。

もう米粒見たくない!
米粒が夢に出てきそう!
寝言が「その他未熟が・・・もにょもにょもにょ・・」になっちゃうくらい!

なんか、
悪夢がよみがえってきます(笑)。

農政事務所の方も来られていたので、
厳しいダブルの目でチェーック!

数年前まではこの農産物検査、
お上のお仕事だったわけですが、
民間に移行されてこうして、
私たち一般の農家も検査ができるような体制になっています。

が、
やっぱり今でも指導やアドバイスをしていただける、
心強い存在。

検査が終わったら、
等級をしめすはんこをポンポン押していってもらいます。

私たちの目的は等級を獲得することではなく、
検査を受けることによってはじめてできる、
「富山県22年産コシヒカリ」の表示。

これまで「未検査米」としか表示できませんでしたが、
これで今年の新米を、
胸を張って「今年の富山の新米だぜー、いぇい!」と
表示できるようになります。

もう間もなくで、
新米お届けできます!

明日からはいよいよ、
新米お届け作業スタート!
ご注文いただいているお客様、
どうぞ楽しみにお待ちくださいね~。

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平成22年産・新米の直売については、
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