富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

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金沢大地さんを視察!

2011年8月10日 11:58 PM

いやぁ、
こうも暑いと仕事ができません!

なので、
視察にお出かけ。

ウソウソ、
ちゃ~んと事前にお願いして、
でもかなりねじ込んでいただいてのアポでしたが、
有機栽培農家の井村辰二郎さんの田んぼを見せていただきに、
お隣石川県の金沢へ出かけてきました!

井村さんには以前、
お話だけお伺いするチャンスがありましたが、
今、この時期の、有機の田んぼを直接見たい!
という思いで、
365日お休みなしの大忙しの井村さんに、
濱田ファーム得意の体当たりアポ(笑)で、
今回の視察の幸運に恵まれました。

集合は、
金沢大地さん。

井村さんが生産された、
有機米や有機小麦や有機大豆の、
加工&販売部門。

金沢といえば!
の近江町市場にはお店「たなつや」さんがあって、
そこでは有機の穀物や、
それらを原料としたいろんな有機食品を購入する事ができますが、
その加工所がこちら。

大豆の選別も手作業なら、
ブドウの皮むきや種だしだって手作業!
皆さん丁寧に仕事されている様子が、
とても印象的でした。

さて田んぼへの視察視察!
なんと、
大型バスで移動~@@

というのも、
今回の視察はあまりにも突然のお願いで、
超多忙な井村さんの日程はもちろんあわず・・・。
でも絶対どーしてもこの時期の田んぼが見たいー!
のワガママな私たちのお願いを聞き入れていただいて、
他の団体さんの視察に混ぜていただいたのであります。

本当にお邪魔な私たち、
えへ。

それではバスに乗って、
田んぼへ出かけてみましょう!

井村さんの栽培されている田んぼや畑(大豆・麦を作付け)の多くは、
河北潟干拓地にあるんだそうです。
もともと日本海に面する汽水湖で、
多くの水鳥が飛来する豊かな自然だったところ。

それを干拓し1100ヘクタールもの、
広大な農業地になった場所。

かつては多くの農家が大規模経営を夢見た場所だったそうですが、
その後の生産調整や政府による畑地への方針変更、
畑地での作付の困難などから、
多くの農家が去り耕作放棄地が広がりつつあったんだとか。

その放棄地を開墾して、
麦・大豆の二毛作による大規模経営を実践、
米を含めて今では、
180ヘクタール!
その多くが有機栽培!!
しかも個人経営!!!
していらっしゃるのが井村さん。

もう、
数字を聞いただけで、
目まいがするくらい桁違いの有機栽培農家の方なんです。

そんな、
農家にとっては天文学的な数字を聞きながら、
自家製堆肥を見せていただく視察団一行。
皆さんお米を作っている農家さんでした★

堆肥を作る施設も、
これまた広大なわけで・・・。

全ての堆肥や資材を、
自分で用意する、
しかも180ヘクタール分ですからねぇ。
もう、
私たちの許容量のメーターが、
ぶんぶんふれまくってました(笑)。

で、
お目当ての有機栽培の田んぼ。

干拓地の田んぼが、
これまた広大なわけで・・・。
1枚の田んぼが7ヘクタールとかね・・・。

ちょ、ちょ、ちょっと待て!
この1枚でうちの面積のほとんどじゃん、
みたいなね(笑)。

だんだん数字がマヒしてくる、
危険な干拓地です(笑)。

除草は、
田植え直後の乗用除草機と、
収穫前のテデトールで、
クサネム(雑草の一種でこれだけは絶対に取らなくてはいけない草)取りだけだそうです。

写真では分かりづらいかもしれませんが、
はっきり言って、
もんのすご~い雑草ジャングルでした(笑)。
うちの田んぼと比べて、
ちょっと安心しちゃったくらい(笑)。

まぁですね、
30ヘクタール近くの田んぼを有機栽培されているそうなので、
そりゃ、
草取りなんて追いつかないでしょうしね。

井村さんいわく、
「雑草、それがどうした?!」
だそうです。

ものすごく勇気でました!
そうだそうだ!
雑草、それがどうした?!だ!

とは、
なかなか思える心境にはならないのが現実ではありますが・・・(笑)。

視察中は、
当然持参した長靴でガンガン田んぼに突入していったともまる。

なんとなんと、
長靴持参はともまると、
井村さん2人だけでした!!

井村さん独占状態
で、
あれやこれや聞きまくり
以前にも一度、
視察でお話させていただいた経緯もあって、
もうこれですっかり仲良し?!

私も長靴持参していたんですが、
ものすごーい暑さにグッタリしてしまって、
畦で日傘までさして遠目に拝見するにとどまりました。

井村さんは、
少年のようなキラキラした目で、
就農当時に夢見た構想や、
これから進んでいく道について、
静かな口調で、
でもそれでいて、
とーっても熱い思いで語る姿が印象的でした。

誠実で、
私たちみたいなひよっこ農家を見下したりせず、
出し惜しみせず情報をいろいろ教えていただきました。

いつも思います。

視察に行くと、
農家の皆さん、
本当にどなたもこうして、
私たちによくしていただきます。

だから、
私たちもそうでありたい。
私たちのところに視察にくる農家さんなんていないかもしれないけれど、
もしそういう立場になったとしたら、
そんな風に接しようと。

今回の視察の収穫。
「雑草、それがどうした?!」

有機JAS講習会

2011年7月10日 5:08 PM

1泊2日で、
有機JAS講習会に参加してきたともまる。

有機JASとは何ぞや?
となるわけですが、
有機栽培とはざっくり簡単に言うと、
化学的に合成された農薬や肥料を使わずに栽培したもの。

日本農林規格(JAS)により農産物に有機と表示する場合は、
農林水産省の登録を受けた第三者機関の認証による、
有機JASの格付け審査に合格する必要があります。

つまり、
勝手に袋に有機とか書いちゃだめよって事。
書きたければ認証を取ってねと。
まぁ、
当たり前っちゃー当たり前なんだけれど、
以前はこの制度がなかったのでやりたい放題だったとかなかったとか。

さぁ、その、
有機JAS認証を取るためにはどうすればいいのか?
そもそも私たちに必要なのか?
まずは勉強してみなくては始まらない!
そんな思いで、
講習会に参加してきたのであります。

講習会どうだった?
という私の質問に、
温泉が良かった!と答えたともまる・・・。

いやだから、
講習会がどうったか聞いているんですけど・・・。
でもまた、
温泉が良かったと・・・・。

それくらい、
日々の疲れやまとわりつく私たちから解放されて、
温泉で至福のひと時を過ごしてきたようです。

あ、
温泉は新潟の月岡温泉だったそうです。
いいなー、
私も温泉行きたいー。

そしてこちらが、
今回の旅の目的の講習会。

有機JAS認証の機関は、
全国で60以上あるそうですが、
今回の講習会は赤とんぼという機関が主催したもの。

講習会に参加して、
これまでぼんやりと想像の世界でしかなかった、
あの有機マークの取り方がちょっぴりわかりました。

ものすごーく大変、
とか、
ものすごーくお金がかかる、
とか、
マイナスのイメージしかなかったんですが、
実際はそうでもないのなかなぁと。

必要な書類は確かに多そうですが、
きちんとやっていれば(当たり前か)難しい事ではないようです。
それがわかっただけでも、
講習会に参加して良かったと思いました。

が、
本当にマークは必要か?!
となると話は別なわけで。
お客様に直接販売するわけではない場合には、
何かしらのマークは必要なのかもしれませんが、
偽装とか疑うとマークも100%絶対に信用できませんしね。

やっぱりそこには、
農家とお客様との直接の信頼関係が何より重要になってくると思います!
だからこその直売、
なのではないかなぁと。
そういう結論に今回は落ち着きました、
とさ。

人との出会い

2011年7月5日 9:32 PM

5月の田植えが終わってからも、
何かと忙しかった6月、
を経て、
ようやくちょっと一息つける7月です。

なので、
ここ数日はたくさんの方と直接、
または電話でお話しする日々が続いています。

取材を受けたり、
営業の方に来ていただいたり、
お世話になっている方々へご挨拶に伺ったり。

あ、
明後日からは研修旅行にも出かけるんだった。

やらなくてはいけない農作業(草刈りと草刈りと草刈りと草取り)もありますが、
ちょっとお休み。

こうしてたくさんの方とお話していると、
つくづく人生は人との出会いで彩られている、
そう思わされます。
出会いに感謝。

そして今日は、
ともまるのかつて仲間が遊びにきてくれて、
10年ぶりくらいの再会。

仲間といっても、
ちょっと先輩のその方とはプジョーが縁のメーリングリスト仲間だったそう。
メーリングリストって、
今はもうそんな言葉聞かないですよね(笑)。

プジョー仲間とは不思議と今でもつながっていて、
新婚旅行先の沖縄で偶然ばったり会ったり、
東京でのマルシェに欠かさず遊びに来てくれたり、
お米の注文をこれでもかとしていただいたり、
Mの気があるのかテデトールをしにきたり。

そんな愉快な方々ばっかりで、
私はともまるの隣でビックリしております。

Newパソコン!

2011年6月30日 3:43 PM

●青空のみの市出店予定です!
7月3日(日曜日)護国神社(富山市)
雨が降らなければ、
早朝5時からお昼頃まで。
減農薬コシヒカリ量り売り・無農薬コシヒカリの米粉クッキーなど。

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我が家は自称、
先進的な農家(→意味不明?)。

ともまるも私も、
それぞれ専用のパソコンがあります。
じゃないと、
とても仕事ができない。

夜な夜な、
二人でそれぞれのパソコンに向かって、
ともまるはその日の作業内容を入力したり、
スケジュールや田んぼの確認をしたり。
私はこうしてブログを更新したり、
注文確認や経理をしたり。

そう、
今や農家もパソコンなしではとても、
仕事ができないのであります!

特に私は、
1日中ずっとパソコンの前に座っているくらいの、
ヘビーユーザー。
その大事な大事なパソコンがずっと不調で・・・。

これでは仕事がはかどらないし、
何よりストレスがたまるーっ!!

というわけで、
新しくパソコンを買うことにしました★
一応NECだけど、
全て込みでOfficeも入って5万円弱。
今時のパソコンって安いんですねぇ・・・。

Nweパソコンは大歓迎なんですが、
何せメンドクサイのがデータやソフトの移動。
自分でやるとかなりの時間がかかるので、
ここは頼れる本業さんにお任せしました!

こちら、
TSMO(ティスモ)のオカコイさん。

とても親切丁寧に、
しかも良心的なお値段で、
パソコンのあれこれをサポートしてくださいます。

いつも電話1本で、
すぐに対応していただけて本当に大助かり!

セブンになって、
サクサク動いてとにかく快適♪
これで仕事がバリバリはかどる予定、
かな・・・?

奥はともまるのマック。
ずっとマックユーザーのともまる。
隣でマックの動きをみていると、
あまりにもウィンドウズと違いすぎて、
敗北感をヒシヒシと味わってます・・・。

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平成22年産こだわり栽培コシヒカリは予約で完売しました。
ありがとうございました!
減農薬コシヒカリは在庫がまだあります!
ご注文方法など詳しくは、
こちらをご覧下さい。

新米は、
10月1日以降からお届けできる予定です!

目あわせ会

2011年6月8日 2:59 PM

●6月12日(日曜日)から14日(火曜日)まで
お休みいたします。

——————————–

去年ひと夏かけて講習にせっせと通い、
その後秋まで現場実習などを経て、
めでたく農産物検査員と(たぶん)なった私。

あ、
(たぶん)というのは、
どこからもなりましたよー、
という連絡がないので・・・・。

大丈夫かな・・・?
私、
この秋から検査できるのかな・・・・?
はははは・・・・。

で、
農産物検査というのは、
ざっくばらんに大まかに言っちゃうと、
主要穀物の等級をつける事。
お米だったら、
色の悪いお米やひび割れたお米、虫に食われちゃったお米以外の、
きれいなピカピカのお米の割合によって、
1等とか2等とかに格付けされます。
言ってみれば見た目で等級が決まるのが農産物検査。

濱田ファームのお米の見た目が悪いのは、
うちのお客様だったらよくわかっていただけていると思います・・・。
虫食いの粒、
平成22年産のは特に多かったですし・・・。
猛暑の影響で白く濁ったお米の多いしね・・・。

でも!
それは味とは全く関係のない話!
農薬の使用をなるべく減らしている為、
見た目がちょーっと悪くなっている事。
うちのお客様は理解していただいていると信じています。

見た目よりも味を重視する濱田ファームですが、
では何故に等級検査うんぬんになるかと言いますと、
等級検査を受けないと、
お米の袋にコシヒカリと表示ができないからなんです。
コシヒカリと表示したいから、
等級検査を受ける。
ただ受けるだけだとすごくお金がかかるので、
だったら自分で検査しちゃおーぜー!
となり、
濱田ファームを代表して(2人しかいないけど・・・)この私が、
農産物検査員となったわけなんですねー。

前置きがかなり長くなりましたが、
月1で地域の農産物検査員が集まってする勉強会、
それが目あわせ会。

等級はお米の見た目で判断するんですが、
その見る目というのは、
なんと人の曖昧な基準の目!
そしていろんな人々の目で見るわけですから、
判断はマチマチになりがちですよね。

その曖昧&マチマチの目を合わせるのが、
この勉強会の趣旨。

カルトンと呼ばれる黒いお皿に、
試料のお米を広げて等級を判断していきます。
はっきりいって、
新人の私にはチョー難しい判断です・・・。

が!
今日は正確無比で人の感情の入る余地のひとかけらもない、
機械が持ち込まれました!!

ザザザーとお米を投入すると、
1分間で何粒のお米があって、
そのうち何粒が被害粒で何粒が着色粒で、
なーんて判断してくれるものすごい機械。

これがあれば、
もう人の目で等級検査する必要なんてないんじゃないか、
と新人の私は思っちゃうんですが、
どうもそうは簡単にいかないようで・・・・。
その年のお米の傾向までは機械に判断できないから、
やっぱり人の目が必要だとか・・・。
そ、
そーなんですねぇ・・・。
人の目と機械の目と、
どっちが正確なのか新人にはよくわかりません。

ま、
現実的にはこの機械はかなり高額(100万円)なので、
買う検査員の方も少ないとは思いますが・・・・。

とにかく!
しっかりと等級検査ができるよう、
目あわせ会でしっかり勉強勉強!
ガンバリマス!

———————————

昨日高熱でウンウン苦しんでいた娘ですが、
今朝はケロっと復活!
さすがに保育園はどうかと思い、
念のためお休み。
私の目あわせ会の間は、
ともまるが公園に連れ出し遊んでくれていました。

ご心配いただいた方、
ありがとうございました!!