富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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濱田ファームの気持ち

2011年3月28日 10:08 PM

東北関東大震災で被災された方や地域の為に、
濱田ファームとして何ができるのか。
を、
ここ2週間考えていました。

ただただ、
テレビの前で泣いたり呆然としたり祈ったり文句を言ったりするのではなく、
微力でも濱田ファームにできる事を。

4月を前に、
ともまるは本格的な春作業の準備に突入しています。
cocoは元気全開!
楽しそうに保育園で過ごしています。
私は、
そんなともまるを支え、
cocoの笑顔が絶えないよう、
妻として母親として頑張っています。

日常がここにあります。
でも、
被災する事もなく元気で若い私たちは、
これまで以上に日々を大切にきちんと生きて、
バリバリと働いて、
美味しいお米を作り、
日本が元気になるために、
いっぱい食べて、
たくさんの力を蓄えて、
頭を働かせて、
協力して、
大きな打撃を受けた方々や地域のために
力を発揮しなければならないと思っています。

濱田ファームにできる事、
本当に微力ながら、
まずは富山県を通して、
お米30kgを精米して10袋を提供させていただきました。

ボランティアに旅立っていった仲間には、
ほんの少しの手伝いと義援金を託しました。

被災家族100世帯を半年間受け入れる予定の黒部市商工会へは、
寝具と義援金。
そして限られた期間だけれど被災された方への仕事の提供と、
私たちのボランティア登録。

そして、
継続的な支援の気持ちを持ち続けようと、
4月から来年3月までの1年間、
直売の売上から一部を、
義援金として毎月日本赤十字社に振り込むことにしました。

小さな農家のわずかな売上は、
決して大きな額の義援金にはならないけれど、
とりあえず1年先までやってみよう!
そう決心してみました。

送るお米に、
何かコメントを書こうか、
それともやめておこうか、
さんざん迷った。

どんな言葉も、
たとえ英語でも、
適していないような気がして・・・。
でも、
何か言葉を伝えたい気持ちだけはあって・・・。

東北だけではなく、
被災された方や地域を応援しています。
というより、
いつも心に留めています。
春の訪れとともに、
少しでも日本が元気になることを願っています。

濱田ファーム会議

2011年3月27日 9:48 PM

毎年この時期に家族会議を開くようになって、
今年で4回目となりました。

いつもはともまると私のトップツー会談なんだけど(笑)、
ともまるを手伝ってくれているともパパと、
いつも私たちを気にかけてくれているともママにも、
私たちの米作りの思いと、
今年1年の計画とを伝えようという考えから、
ちょっと気恥ずかしいけれど、
家族会議をやってます。

一応会議と名前がつくので、
資料もちゃんと用意します。
この、
資料作りはけっこー大変だけれど、
でも実はかなり役に立ってます!

というのも、
私たちみたいに小さな家族経営の農家だと、
家族に対する甘えもあるし、
経営に対する甘さもありありで、
なーなーな適当なその場しのぎ的な農業に陥りがち。

でもきちんと資料をそろえて、
そこに経営理念も経営目標も掲げて、
長期目標も中期目標も短期目標も提示すると、
もう甘える事が許されない状況になっちゃうのだ。
見栄を張って偉そうな事を書き連ね、
で、
書いちゃったからやらなくちゃいけない。

のんびりユルユル楽観主義の私たちには、
これくらい自分達の気を引き締めるきっかけが、
実はこの家族会議だったりする。

で、
今年もつらつらと見栄っ張りな目標を誰かさん(→ともまる)が書き連ねたので、
今年もがんばるしかない・・・・。
うわぁ、
大丈夫かな・・・・(笑)。

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平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。

3月26日(土)のつぶやき

2011年3月27日 1:06 AM

22:10 from web
結局、「負けるな!東北!!」って米袋に書いたよ。明日友人に託す。
月曜日にボランティアとして被災地に向かう彼を同じ農家として誇りに思っとる。
by hamadafarm on Twitter

トラクター出動!!!

2011年3月26日 11:48 AM

まだまだ雪が降る、
寒い寒い3月下旬です。
暦の上では春はもうすぐそこまで来ているはずなんですが、
とにかく寒い!

田んぼの景色も、
正しい日本海側の冬の様相を呈しています。
朝でも昼でも、
どんよりどよどよ黒い雲が空を覆い、
暗いです・・・。

さて!
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
っていうか、
皆さん気づきますよね?!

田んぼにトラクター、
出動してます!!!

この地域でこの時期にトラクターを出動させているのは、
うちくらいではないでしょうか?
えっへん!!
って、
いばっても全然しょうがないんですが、
まぁ、とにかく、もの珍しい光景ですから(笑)、
農道を通る車全てが速度を落として、
じーっとトラクターを凝視。

しかーも!
ついてる作業機がロータリーではなく、
ハローなもんだから、
さらにジーっと不思議そうに見られまくりです。
快感・・・・♪

注:ロータリーは耕起する為の作業機。
普通は、
田んぼをまずは起こす事から春作業が始まります。
しかもこの地域での耕起は、
おおむね4月中旬頃からの作業。

ハローは代かきの為の作業機。
代かきは田植え前にやるので、
通常は5月に入ってから。

で、
ともまるが何故にこんな時期に、
何故にハローで田んぼに入っているかというと・・・・。

濱田ファームの田んぼは、
冬の間田んぼにずっと水をためる冬期湛水(とうきたんすい)をしています。
残った稲株が水で分解され、
微生物を増やしたり抑草効果があると言われています。

特に無農薬の田んぼでは、
抑草効果を少しでも期待したいのですが、
うまく稲株が分解されていないと効果が薄れるんだとか。
なるべく早いうちに田んぼに入って、
ハローで藁をかき混ぜてやれば分解が進むと聞き、
大慌てで入ったというわけ。

今回は無農薬と減農薬の田んぼに入りました。
うまく分解が進むと良いんだけれど。
どうかな~?

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