富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2010.4月の記事

トラクター寿命か?!

2010年4月7日 4:32 PM

昨日は20度近くまであがって、
桜がチラホラ咲き始めたかな?
と思ったら一転!
今日は最高気温8度くらい。
寒い寒い雨の1日でした。

老体には堪える天候だよ。
ついていけん。

さて昨日の、
トラクター作業の記事の続き。
いったい何が起こったのかというと、
トラクターの車輪部分にあたるキャタピラ、
の、
底辺のあたりの3つの丸い部品・・・・

のうちの1つが、
ポトリと取れてしまいました~(号泣)。

こっちが、
取れていない方。

でもって、
こっちが取れちゃった方(シクシク)。
これって、
車で言うとタイヤをホールドしている箇所。
なので、
これがないと絶対ダメなんだって。
車オンチの私にはよくわからん。

はぁ・・・・。
実はさ、
先週反対側のキャタピラの同じ部品が取れたばかりなんだよね・・・。
で、
修理してもらったところなんだよね・・・・。
それで今週、
またこれかい!
もうガッカリ。

さらには、
キャタピラそのものもかなり傷んでいるみたいで、
これも交換したほうがいいって言われちゃってさ・・・・。

あぅ、
諭吉様が何十枚も飛んでいく~、
バサバサバサ~
って、
これじゃぁ、
ゴーゴー飛んでるよ・・・。

神様、
これは濱田ファームに課せられた試練なのでしょうか・・・。

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●平成21年産のお米の直売については、こちらをご覧ください。

田んぼの額縁

2010年4月6日 10:21 PM

今日は、
と~ってもいいお天気で暖かい1日でした。
雪国にも、
いよいよ春到来!か?!

桜もチラホラ咲きはじめてきましたよ~。
って言っても、
米農家にはお花見なんて別世界の話ですけどね(涙)。

花なんて見るな!
田んぼだけを見ろ!!
ってな感じです(ウソ)(でもホントかも)。

さて田んぼでは、
均平とり作業に次いで、
額縁(四隅)にスキをかけていました~。

うん?
意味がわかならい?!

こんな感じです。
田んぼのキワの周辺を全て、
スキをかけて溝を掘るんです。

こうする事によって、
キワキワの雑草を退治できちゃいます。

これ実は、
前の年の秋の作業であるべきなのかもしれませんが、
秋はクソ忙し(下品で失礼!)くって、
そんな事やってる暇はとてもありません!
だから今、
この時期。

この周辺ではとても不思議がられますが、
でも別に今やっても特に問題はないような気がするんですが、
はて、
気のせいでしょうか・・・。
気のせいだったら教えて下さ~い!

溝は続くよどこまでも♪
ってな感じで、
額縁に溝を掘りまくって・・・・

と、
調子よくやっていたら!
ら!
らら!
ららら!!!

大変ですっ!
事件が発生です!!

つづく。

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種籾の浸水

2010年4月5日 11:42 AM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
4:浸種のご紹介。

浸種(しんしゅ)、
読んで字の如く、
小分けして消毒した種籾を水に浸す作業。

大きなタンクに水をたっぷり用意して、
その中に種籾をチャプン。
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性をそろえる働きがあるとか。

浸種に使用する水は、
すべてこの井戸水。
井戸水っていってもくみ上げているわけではなく、
勝手に自噴している水です。
写真は、
一冬の汚れをしっかりと洗っているところ。
フィルターもかなり汚れているので念入りに。

この辺りは、
北アルプスからの雪解け水が、
伏流水となっていたる所で自噴している名水の里。
黒部川扇状地に位置しています。

濱田ファームでは、
浸種の水はもちろん、
育苗期間中は全てこの井戸水を使用!
ちなみに、
田植え後は黒部川水系の水でお米を育てていま~す。

浸種に使用する井戸水は一日おきに交換しているんですが、
昨日は日曜日。
お天気最高!
cocoが保育園お休みなのでおかーさんの私はお仕事お休み。
なので、
一緒におとーさんの仕事をおっかけてきました!

タンクをブラシで掃除。
最初はこのブラシ、
大きな歯ブラシと勘違いしてビックリしていたcoco(笑)。

タンクに浸種用の水をためてるだけなのに、
子供にとってはそれだけでも何だか楽しいみたい。
キラキラした目で見ていました。

井戸を掃除したり、
増殖中のミントに水をやったり、
イッチョ前にお手伝いをしたつもりになって得意顔。

はっきりいって、
すご~く忙しいこの時期、
cocoの相手をするのは大変だったりするんですが、
楽しそうな顔を見るとやっぱりこっちもうれしくなったりします。
あ~、
親バカ。

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温湯消毒

2010年4月4日 9:33 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
3:消毒のご紹介。

消毒は、
直売用で農薬を使用しない温湯消毒と、
苗販売用(農家さんへ苗を販売する)で農薬を使用して消毒する方法と、
2種類行いますが、
今回は直売用の温湯消毒の方。

温湯消毒は、
読んで字の如く温かいお湯で消毒しますが、
その際に使用するのがご覧のような機械。
けっこう大きいです。

え?
うちの?!
まさか、まさか。
いつものように借りてます。
いつもいつもお世話になってます、Kさん!
ありがとうございます!!!

この機械、
湯芽(ゆめ)工房という、
これまた農機具の世界にありがちなベタなネーミング(笑)。

常に温度を一定に保ってくれて、
種籾(コシヒカリ)の消毒の場合は60度に設定。

い~い湯だな~♪
とい歌うわけにはいかない温度ですが、
種籾さんにはガマンしてもらって10分。
これで消毒完了!

すぐに冷たい水のはいった桶にドボン。
そして4の浸種の行程にうつります!

ビニールハウスの準備・耕起編

2010年4月3日 2:21 PM

今日は?も?!
寒かった~!
風がビュンビュン、雨もザーザー。

いつもご注文いただく、
関東圏のお客様から電話があって、
「今日はすごくいいお天気で桜が満開です!」との第一声に、
あまりのお天気の違いにビックリしました~@@

そんな悪天候の1日でしたが、
この時期はもう、
天気が良いとか悪いとか甘ったれた事は言ってられません!
雨でも風でもたとえ雪でも!
ただただ働くのみ!!

という事で、
今日は種籾の温湯消毒をしたり、
田んぼの額縁(がくぶち=畦のきわ)をトラクターで起こしたりと、
いろんな作業をやっていたんですが、
ご紹介するのはビニールハウスの準備の様子です。

育苗(いくびょう=稲の苗を育てること)は、
基本的にはこの、
ビニールハウスの中で箱入り娘状態で大事に大事にやるわけなんですが、
その前に、
ハウスの状態を万全にしてやらなくてはいけません。

去年の育苗の後から、
なんにも、
えぇ、
それはもう潔いくらい、
なんにも育てていないハウスなので、
ご覧の通り地面はボコボコ、
端っこは雑草でボーボー。

そこで、
ハウス内の地面をキレイに整えてやる為、
トラクターで起こします!

写真、
ハウスの両脇はトラクターで起こした状態、
真ん中だけがまだ、
起こしてないのでデコボコの状態。

トラクターで起こしてしまえば、
地面にはびこっていた雑草は消えてなくなり、
土はホコホコになって後でならしやすくなります。

でも!
ハウスの両脇だけはトラクターも寄りきれないので、
雑草がボーボーのまま残っちゃうんですよねぇ。

これは、
あとでひたすらテデトールのみ!
かなり地道~な暗~い作業です。
どなたか、
この辺をどう工夫されているか是非教えてほしいくらい。
砺波のY山くんあたり、
どうやってるかレポート待ってますので!
と、
勝手に名指ししてみたり(笑)。

まぁ、
とにかく、
新規で米作りを始めたともまるにとっては、
全てが???の世界。
既に7年目に突入しますが、
それでも毎日四苦八苦、試行錯誤しながらやってます。

このブログを読んでいただいている農家の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ情報交換というか、
そのやり方は間違ってるだろう!
とか、
もっとこうした方がいいのでは?
などなど、
ともまるに愛の手を差し伸べてやってくださ~い!

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