富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

農機具・農作業所】 カテゴリの記事一覧

農機具のお片づけ

2013年10月16日 3:13 PM

まだまだ強い風が吹いている黒部ですが、
皆さまお住まいの地域は大丈夫でしょか。

今日はさすがに外での作業は無理なので、
作業所にこもっていたともまる。

乾燥調製の時に使った農機具たちの、
掃除&片づけです!

乾燥調製とは、
稲刈りで刈り取った籾(もみ)を乾燥させて、
籾殻(もみがら)をとって玄米の状態にし、
各種選別機を通していく作業の事。

この行程では、
多くの農機具を使うので、
準備も大変なら片付けも時間がかかります。

こちらは、
選別機や昇降機など。
今年もいろんなトラブルに見舞われたけど、
何とか最後まで動いてもらいました。

日の目を見るのは、
1年のうちでもわずか数日だけですが、
また来年もよろしくね★

こちらは籾すり機。
目にもとまらぬ速さで籾から籾殻を取り除いて、
茶色いお米=玄米にしてくれる機械です。

籾すり機も、
今年も数回壊れたなぁ~。

これは乾燥機。

えっと、
乾燥機も壊れたような壊れなかったような、
もういろんな機械がいろんな所で壊れまくるので、
何が何だかわからない・・・・(笑)。

乾燥機もまた、
来年までさようなら~。
いろんな部品を外して掃除します。
乾燥機は大きいから、
掃除しがいもあるってなもんです。
ちょっと時間がかかりますよー。

いやぁ、
今日のブログはかなり地味ですねぇ・・・(苦笑)。
私も毎日何かしらのネタを探しているんですが、
何もない・・・(笑)。
こんな、
掃除とか整備とか片づけとか、
そんな事ばっかりやってるともまる。

何かネタになる事をしてー、
って思う時もあるんですが、
ま、
農業なんてこういう地味な作業の積み重ねです。
しかもこれが、
来年の春まで続くという・・・(笑)。
忍耐強くないとやってられませんね。

というわけで、
このブログも忍耐強く、
地味な作業に光をあてまくって、
更新していきたいと思います!

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平成25年産の新米、絶賛販売中です!
ご注文方法など、
詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

なお、
減農薬コシヒカリは予約で完売となりました。
ありがとうございました!

コンバインを洗う~!

2013年9月24日 9:57 AM

連休も終わって、
風邪からも完全復活した私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

さぁ、
今日からまた、
元気にお仕事しますよ~♪
連休中にきたメールが、
これでもか~ってたまってるし~♪♪

一方のともまる、
稲刈りが終わって一息つく暇もなく、
今日はもう既にトラクター乗ってるし!
この後は、
転作の大麦の種まきの準備もあるし、
堆肥の散布や秋起こしなどなど、
まだまだ農作業が山盛りなのです!

と、
その前に。

稲刈りも終わったので、
コンバインをキレイにしておきましょう。


いやぁ、
こうして見ると、
細部に至るまで汚れてますねぇ。
掃除のしがいがあるってもんです!

まずは水洗い、
と。

でも実は、
作業所には水道がないのです。
なので、
動力で井戸水をくみ上げますよ~。

作業所内、
水道はないけど、
井戸は何と3か所もあるという。

井戸というか、
勝手に自噴しているお水です★
何度かこのブログでもご紹介していますが、
この辺りは、
北アルプスの雪解け水が伏流水となってコンコンと湧きあがる所。
いたる所に井戸があるんですよ~。

このお水で、
コンバインを丸洗いします。

とりあえず、
泥や藁(わら)などを洗い流して、
細かい箇所はまた後日、
整備を兼ねて掃除をします!

準備は万端!あとは稲刈りするだけだ!!

2013年9月3日 2:48 PM

竜巻や集中豪雨などなど、
各地で自然災害が起きていますね。
北陸も大雨が心配な日々が続いていますが、
この辺りは今のところ、
それ程大きな被害はないようです。

だいたい9月の稲刈り時期は、
雨に悩まされつつ稲刈りをする羽目になります。
雨が降ったら刈れない。
というのも、
無理に刈ると濡れた籾(もみ)が、
あんまりよくない状態になってしまうから。

でも、
適期に刈り取らないと、
これまた籾が熟しすぎてしまう・・・。

早く刈りたい気持ちを抑えつつ、
天気予報と空とを睨めつけながら、
毎年稲刈りをしています。
さて、
今年はどうなるでしょうか・・・。

さて、
作業所も農機具も、
稲刈りの準備をしっかり整って、
後はその時を待つだけ、
という状態になりました!

コンバインもバッチリ!
あとは、
クローラー(キャタピラ)がブチッ!
と切れない事を祈るだけなんだけど・・・。

ちなみに、
去年は左のキャタピラがこんな事になったので、
今年は右が危険、
かも・・・。

これは、
乾燥させた籾を玄米の状態にして、
フレコンという大きな袋に入れるんですが、
その重さを量る機械。

フレコンスケールと呼びます。
そのまんま、
ですね★

取り扱い説明書と睨めっこしながら、
セッティング中。

他、
いろいろ。

左:籾コンテナ
軽トラの荷台に設置して、
刈り取った籾をコンテナに入れて、
田んぼから作業所に運びます。

中:パレット
1トン単位のお米を移動させるのには、
フォークリフトと、
この大量のパレットがないと始まりません。
米農家の必需品。

右:玄米は必ず農産物検査を受けてから、
お客様のもとへお届けしています。
じゃないと、
平成25年産とか富山県産とかコシヒカリとか、
そういった表示ができない法律があるんですよ~。
その、
検査用のテーブルと書類などなど。

こちらは、
乾燥調製用の農機具ズラリ。

乾燥調製とは、
刈り取った籾(もみ)を乾燥させ、
籾すりをして籾を玄米の状態にして、
各種の選別機を通して、
ピカピカの玄米にする事。

この写真だけで、
籾すり機
石抜き機
色彩選別機
選別計量機
が写っています。

その中でも、
色彩選別機はとても優秀。

濱田ファームのお米は、
夏の病害虫予防の農薬を散布していないので、
虫食いの黒い斑点がついたお米が多いんです。
でも、
この機械がその斑点米をはじいてくれるんです!
すごいでしょ!?

お盆明けすぐに整備していた乾燥機も、
何とか稲刈りに間にあいました。

左:乾燥機
キレイに掃除して、
ちゃんと動くかどうかも点検済み。

中:乾燥機は灯油で動くので、
灯油の準備もしっかりと。

右:乾燥させた籾(もみ)の水分を、
ここで専用の器具を使ってはかります。

乾燥機は全部で4台。
全て、
中古でいただいた物ばかり。

1台でも新品を買うとなると、
諭吉様がヒラヒラ数百枚単位で飛んでいくので~(^^♪

作業所の外も、
しっかりと稲刈りの体制が整いました!

乾燥機から排出される粉塵を受ける小屋、
というか、
単にブルーシートで囲っただけですが・・・。

と、
籾すり機から排出される、
大量の籾殻(もみがら=玄米を覆う殻の部分)置き場。

あとは、
天気が良くなるのを待つだけ。
さて、
そればかりはどうにもならないので、
気長に気楽に待つとしましょうか。

トラクター置き場の解体

2013年8月22日 4:38 PM

何だか最近ちっとも農作業の様子をお伝えできていませんが、
ともまるは日々変わらず黙々と、
作業をしているようです。

朝は水を見て草刈りして。
日中は主に作業所周辺で農機具と格闘。
午後はお米の精米やらオフィスワーク。
そしてまた作業所へ。
気温がそれ程高くなければ田んぼで草取り。
夕方はお米の配達。

毎日ビュンビュンとすごい速さで過ぎていってしまって、
数年前はその早さにギャーギャー騒いでいたけれど、
今はもうスピードにも慣れて、
時間の流れに逆らわないようにしています。

歳か・・・(笑)。

今日も、
作業所での様子。

数年前、
単管を組み合わせて作ったトラクター置き場を、
解体する事にしました。

せっかく作った物をまた壊してしまうなんて、
何だかもったいないんですが、
この場所にあまりにもクギの残骸が多く残っていて、
頻繁にトラクターのタイヤがパンクするので、
一度コンクリで整地しようかと思い解体を決心。

クギが何でこんな所に・・・?
というのは、
実はこの作業所、
今はそれなりの造りをしていますが、
元々ここをお借りした当時の建物はボロボロに朽ち果てていた状態。

何年も使われていなかったので、
いたる所がゴミだらけ。
きっと投棄されたゴミも多かったのかな。
とにかくすごい量のクギが、
ちょうどここにたまっていたようです。

ともまる1人で解体するのは大変そうだったので、
週一くらいで適当に手伝いに来てもらっている、
コーヘー君と一緒に。

コーヘー君、
もう何でもできちゃう人なので、
すんごく助かっています。

単管やらトタン板やらジョイントやら、
いろいろ。

海のすぐ側だからなのか、
かなり錆びていました。

さぁ、
更地になった事だし、
今度はここをコンクリで整地します。
またそれは、
時間がある時にでも。

時間がある時・・・?
それはいつだろう?!
もうすぐ稲刈りだし、
稲刈り終わって、
秋の新米シーズンが落ち着いて、
初冬の堆肥散布が終わった、
真冬・・・?

まぁ、
気長にやわやわとやりましょう。
コーヘー君、
引き続きよろしく!

籾すり機などの整備

2013年8月21日 1:58 PM

昨日の雨のせいか、
今日も暑さが和らいでいる黒部です。
このまま秋に向かって、
涼しくなってくれる事を願うばかりですが、
きっとまた暑くなるんだろうなぁ・・・。

さて作業所では、
昨日まで乾燥機の掃除・点検が行われていましたが、
今日からは籾すり機などなど、
乾燥調製に使う農機具の掃除に入りました!

乾燥調製(調整ではありません)とは、
刈り取った籾(もみ)を乾燥させて、
籾殻(もみがら)をとって玄米にし、
選別して出荷できる状態にする事です。

上の写真は、
籾殻をとって玄米にしてくれる籾すり機、
という機械をいじっているところ。

去年の秋、
もちろん掃除は済ませていますが、
何せ1年ぶりに奥から引っ張り出して来て使うわけですから、
もう一度念入りに掃除。
そしてちゃんと動くか点検をします。

開けれるところを全部開けて、
はずせる所を全部はずして。

この、
丸いロールとロールがぐるぐる回って、
籾から籾殻を取り除いて玄米にしてくれるんですよ~!
こんな単純な構造でそんな事してくれるなんて、
何だか不思議じゃないですか?

このロールは、
使っているうちに擦り減っていくので、
時々新しい物に交換してやります。

あっ、
念のため玄米とは。
田んぼから刈り取った籾(もみ)から、
籾殻(もみがら)という固い表皮を取り除くと、
茶色いお米=玄米になります。
その玄米の表面の糠層を削り取ると、
白いお米=白米になります。

米農家にとってはものすごーく当たり前の事ですが、
けっこう知らない方が多いようです。
農家の常識が一般常識ではない事を、
常に考えなくてはいけないなぁと思いながら、
このブログを書くようにしています★

掃除する時のともまるは、
いつもこんな姿。
埃がすごいのでマスクと、
頭にはヘッドライト。

我が家ではヘッドライトは必需品で、
こういう仕事の時はもちろん、
防災グッズにも当然入っているし、
旅先にも持っていきます。
枕元にも置いて、
夜は本を読むときにも使用。

やった事はないですが、
夜のウォーキング・ランニングにもきっと、
威力を発揮するのではないでしょうか。
いかがでしょう、
一家に一台、
懐中電灯ではなくヘッドライト。
お勧めです!

あっ、
ついヘッドライトの事になると熱く語ってしまった・・・(笑)。

籾すり機が終わったら、
今度はこれらの乾燥調製に使う選別機や石抜き機、
昇降機に計量機などなど、
たくさん控えている農機具の掃除・整備・点検です!