富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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表参道ごはんフェスに行ってきたぜっ!

2015年6月13日 8:24 AM

こんにちは。
こちらでは久しぶりの、旦那・ともまるでございます。
本当に、みなさんご無沙汰しています。

ブログはすっかり妻の担当とタカをくくっていたら、
今回一人旅でトーキョー視察しちゃったため、
もう、
ウンウン言いながらこの記事を夜な夜な書いております。

さて、そう、
今回は一泊二日の一人旅。
初!北陸新幹線に乗車後、華の東京に着きまして、
早速視察!と思ったら、
ごはんフェスは次の日、日曜日。

しょうがねえなあ、じゃあ昼間っから・・・
おっといけねえ、視察やったわ視察。

それでは、表参道ごはんフェスの話し、やりますね。

会場は表参道から少し路地に入ったVACANTというところ。
おしゃれなイベントスペースで二階が今回の会場。
オープン前からこんな感じにお客さんがうろうろ。

入り口では
スタッフがパンフレット配布やワークショップのチケット販売をしています。

会場内に入ると、
いやいや、すげえ人やわ。
人だらけ。

こんないっぱい人おるがちゃ富山ならファボーレくらいやわ、
と思いながら、人ごみをかき分けて進みます。

そして、
まずは予約していたワークショップ「食味官能試験で(お米の)違いを堪能しよう!」に参加します。

試験用のごはんを炊飯する釜がずらり。

参加者は全員白衣に着替えます。
いやあ、久しぶりに着る白衣、悪くないなあ、
と香料会社時代を思い出しましたわ。

そして、官能試験前にお米のレクチャー。
このワークショップの主催は、日本穀物検定協会。

そう、米袋の脇に刻印してある、
米農家にはおなじみのあの団体です。

さすがにお米に関してはプロなので知識は素晴らしい。
そしてお堅い話しかとおもったら、以外と柔らかい。
っていうか、洒落を交えた軽快なトークでビックリしました。
先入観って、やっぱよくないね。

そんで官能試験に入ります。

まずはごはんのサンプルを各自に一皿ずつこんな感じ配られます。
プリンカップのような容器でフタして香りが飛ばないようにしてあるのと、
色付きのシールで判別しやすい配慮がしてあります。

このシートの食味評価の項目は、
実際に協会で使用しているものと同じだそうです。

基準のごはんからどれくらい差があるかを7段階で評価します。
ただし、
美味しさ(総合)は個人の裁量に任されています。

そして、実食。
もくもくと、食べる。

そして、評価。

あのね、ごはんてね、
極端に香りが強いとか、甘いとか、食感がちがうってこと、あんまり無いんだよね。
よっぽど慣れた人じゃないとこの違い分からないと思う。
しかも今回試食したのは、
ほとんど出回っていない新品種ばかり。

「青天の霹靂/青森」「きたくりん/北海道」「おいでまい/香川」

ね、聞いた事ないでしょう?
食味官能評価は難しい、
でも差は確かにある。

こういう機会じゃないとなかなかお米の評価はできないと思いました。
色々と参考になったよいワークショップでした。

そんなワークショップの間も
会場の熱気はヒートアップ!

さらに怒濤のトークイベントシークエンスが盛り上げます。

正直このトークイベント、
全部聞くには根気と体力が続きませんでした。
あと、イスが固くてケツイタイ・・・。

それにしても、
お米でこれだけ熱く深く、しかもおしゃれにやれちゃうのって、
表参道ならではなのかなあ、と思いました。

地方との温度差というよりも、
この勢いに追いついて乗っかって、
ジャンジャンバリバリお米をアピールして行くのが、
我々農家のやり方の一つかなあ、とも思いました。

以上、
ごはんフェスのレポートでした!

溝をつなぐ!

2015年6月11日 10:53 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日もいいお天気で、
農作業がはかどります!

今やっている農作業は、
溝切り

昨日までは機械で溝を切っていましたが、
その溝をつなぐのは手作業で。

溝と溝、
そして尻水口(しりみと=排水口)へとつないでいく、
地道な作業。

同時に、
機械で倒してしまった稲の救出作業も一緒に。

ぬかるむ田んぼの中を歩き、
腰をかがめて、
泥んこになりながら。

この数日で、
また稲が一回り成長したような気がします!

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●濱田ファーム便り100号記念企画

2007年5月から毎月発行している紙の媒体、
濱田ファーム便りがもう間もなくで100号!

それを記念して特別企画、
皆さまからのお便りに対する熱い思いを募集中です。

募集は以下の通りです。

●メール・FAX・はがき・メモ・電話などご都合のよい方法で
●お名前もお知らせください
●お便り・ブログに紹介可・不可どちらか
●可能な場合のお名前(ペンネーム)
●締切7月15日

詳しくはこの日のブログ記事をどうぞ。

溝をきる!

2015年6月10日 9:24 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

雨があがって今日は、
気温も上がりそうです!
ついでに湿度も上がりまくりそうです!!

いよいよ梅雨の季節ですねぇ。
少しでも快適に過ごせるよう工夫をしたいところですが、
とりあえずは早起き(最近の私は3時起き♪)をして、
涼しいうちにお散歩・掃除・お料理、
メールチェックに発送の段取りなどなど、
できるだけ片づけるようにしています。

さて田んぼの外ではひたすら草刈りの日々ですが、
田んぼの中では溝切り作業が始まりました!

田んぼの中に溝を作って、
排水をスムーズにする事が目的の溝切り。

これまではずっと田んぼに水を入れていた状態でしたが、
これから先は、
中干しといって乾かす時期に入ります。
その為の溝切りなんですよ~。

広い田んぼ、
やみくもみ溝を切るわけではなく、
こうして目印を立てておいて作業を進めていきます。

溝切りをする専用の農機具もありますが、
我が家はこれ。

ブームスプレイヤーという作業機で、
本来は液状の肥料や農薬を散布する農機具なんですが、
我が家ではジュディという愛称で呼ばれてで除草をしたり(詳しくはこちら→)、
こうして溝切りに使われたりと、
全く本来の役割をはたしておりません。

背が高く、
タイヤが細いブームスプレイヤーは、
溝切りに最適!

多少の稲を踏み倒してはしまいますが、
後で溝と溝を手でつなぐ作業の際に、
倒れた稲を起こしてやれば問題なし。

排水のよい田んぼでは溝切りの必要はありませんが、
田んぼは1枚1枚いろんな特性があるので、
田んぼにあわせて必要に応じて溝切りをしていま~す!

そろそろ梅雨、かな?

2015年6月8日 1:23 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

日に日に湿度が上がってきているなぁと実感する今日この頃、
北陸地方の梅雨入りももうすぐなのかもしれません。

朝かなり早い時間から、
夕方けっこう遅い時間まで、
毎日毎日(それは土日祝日の直売対応お休みの日に関係なく)田んぼの水を見て回っているので、
微妙な天候の変更にはかなり敏感になります。

気温、
といよりは風の向きや強さを含めた体感気温、
湿度による雑草の湿り具合、
風の匂いだって日によって違います。

農業はアウトドア。
その日その時その場所の自然の息づかい、
そして優しさも厳しさも含めて、
自然そのものを感じられる仕事だなぁと思います。

さて、
約1ヵ月前に田植えをした稲の、
今現在の様子。

だいぶ土に還りつつありますが、
紙マルチ田植えをした無農薬の田んぼ。

田植え直後はもう、
本当に大丈夫かなっていうくらい、
なよなよ~っとして、
風に吹かれて葉先は真っ黄色になり、
このまま消えてなくなってしまうんじゃないかと心配なくらいでしたが。

さすが稲!
丈夫です!!
頑丈です!!!
しぶといです(?)

パキッとした緑色になり、
ずいぶんと背丈も高くなりました!

Mは、
無農薬のM。
何のひねりもありません・・・(笑)。

去年まではきっちりと、
紙マルチ田植えの説明まで書いた看板を立てていたんですが、
今年は気分転換にシンプルにしてみました!

特に決まりがあるわけでもなく、
立てなくてはいけないわけでもない看板ですが、
何となく。

なかなか可愛いです♪

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濱田ファーム便りがもう間もなくで100号!

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●メール・FAX・はがき・メモ・電話などご都合のよい方法で
●お名前もお知らせください
●お便り・ブログに紹介可・不可どちらか
●可能な場合のお名前(ペンネーム)
●締切7月15日

詳しくはこの日のブログ記事をどうぞ。

ジュディも始動!

2015年6月5日 3:29 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

ついこの前まで暑い暑いと言っていたのに、
昨日も今日も肌寒くて、
私なんて今日はフリースを着ているくらいです。

なーんて、
これはちょっと着すぎ。
私は寒がりな上に今ちょっと体調を崩し気味なので、
あえての(?)フリースなのです。

たぶんパーカーでいいくらい、
かな。

さてさて雑草との戦い、
テデトールも始まっていますが、
ジュディも始動してますよ♪

えっ?
テデトール??
ジュディ???
ってな感じですよね(笑)。

テデトールは、
田んぼの中の草を手で取る事。
えっと、
真面目なお問い合わせがあったので一応、念のため、
この言葉は造語です。

でも、
けっこういろんな方が使っているので、
私たちも普通に使っています。

他にも、
テデウエール、テデカール、ナエバコナラベールなど、
お好きなようにお造りいただけます♪

そしてジュディの方はというと、
田んぼの中の草をチェーンで引っ張ってやっつける、
乗用除草機の愛称。

あっ、
これは私たちが勝手に命名しただけで、
普通には通用しません(笑)。

チェーンを広げるその様子がまるで、
ジュディ・オングみたいだったから。

Wind is blowing from the Aegean
女は海~♪

と、
呑気に歌っていられないほど、
田んぼの中にウジャウジャと雑草が・・・。

もう時既に遅し?!
ってなくらい成長してしまっています・・・(^^;)

本当は、
もっともっと小さくて、
よーく目を凝らして見ないとわからないくらいの時にやっつけないと、
なんですけどね。

でも!
このまま黙っていたら、
それこそすさまじい状況になるのは目に見えているので、
チェーンを引っ張って、
何とか雑草をやっつけよう作戦です。

チェーンはあの、
雪道の際にタイヤにまくあのチェーン。
雪国では冬にスタッドレスタイヤに履き替えるので、
チェーンが登場するのはよっぽどの山道に限られるんですが、
なんとなんと、
田んぼでは大活躍です!

チェーン除草機、
なんてもっともらしい名前で呼んでますが、
そんなもんは農機具屋さんには売っていません。

なので、
自作・改造車です。

ブームスプレイヤーという作業機に、
チェーンを取り付けてみました★

な~んて一言で片づけると、
ともまるに怒られそうなくらい作るのは大変だったようです。
そ、
そうだよね。

完全に雑草をやっつけてくれるわけではありません。
もしかしたら、
気晴らしかもしれません。

でも、
やれる事はできるだけやろうと。
少しでも、
農薬を散布する回数を減らせればなと。

ちょっとしたほんの些細な努力なんですが、
少しでもという気持ちで今年もジュディに働いてもらっています!