富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

3回目播種の苗

2010年5月27日 10:37 PM

さ、さむいっ!

フリース素材のパジャマを着て、
フリースのジャケットをはおってるけれど、
それでもまだ寒い!

ストーブつけたかったけれど、
まだかたづけてなかったけれど、
でももう灯油が入ってない・・・・。
ショック・・・・。

そんな寒さですが、
3回目に播種した出荷する米粉用の苗、
現在ビニールハウスで生育中。

常温出芽させるという、
かなり無謀な暴挙にでたものの、
さすが稲!
あいつら強いぜ!!
ちゃ~んと芽がでてました★

プール育苗で、
昼も夜もハウスの窓を全開で育ててます。
夜はかなりの寒さだけれど、
プール育苗はとにかく苗が成長しやすいので、
この時期のこの寒さ、
予想外だけれどこの子達にはちょうどいいかも。

6月初旬、
大麦の刈り取りが終わった田んぼを、
起こして荒くりして代かきして、
それから中旬くらいにまた、
田植えをする予定です!

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平成21年産のお米、
直売について詳しくはこちらをどうぞ

おせ植え

2010年5月26日 10:31 PM

補植の事は、
地域によっていろいろな呼び方があるようですが、
この辺りではおせ植えといいます。

補植とは、
田植え機で植えられなかった部分、
例えば、
1株だけスキップしちゃったところ、
とか、
植え付けレバーを上げ忘れて1列(または数列!)ずっと植え忘れたところ、
とか、
単純に機械がよりきれない田んぼのキワキワ、
とか、
そんなところを人間様の手でちょこちょこ植えることをいいます。

2日間降り続いた雨も、
今日は何とかあがったので、
濱田ファームもほんの気持ちだけ補植。
あまりにもヒドイところだけね。

1株くらいぬけてたって、
それはご愛嬌っていうことで。
そんな細かいところまできちんとやってたら、
それこそずーっとずーっとずーーーーっと、
補植しなくちゃいけなくなっちゃいますから。

もちろん、
キレイに植わっている事にはこしたことないし、
その方が気持ちもいいんですが、
そこはビシっと割り切って!

田植え最終日 ~cocoも同乗~

2010年5月22日 8:59 PM

田植え9日目、
とうとう最終日を迎えました~!

うちはたかだか10町(10ヘクタール)の、
小さな小さな米農家。
頑張れば1日2町ちょっとは植えて、
5日間程度で田植えを終えられる程度の面積。

でも、
ともまる1人でほぼ全ての準備と片づけをやっているし、
小さな田んぼも多いので、
どうしてもこれくらいのペースになってしまいます。

最終日の、
のんびり田植えモードが漂うところへ、
保育園に行く前のcoco様登場~!

私も乗る!
乗るったら乗るの~!
乗せて~、
乗せろ~!
と、
なりふりかまわず全員に猛アピール。

なので乗せてみました。

トラクターやコンバイン、
ブームスプレイヤーにセーフティーローダー、
フォークリフトに軽トラック、
とほぼ全ての乗り物を制覇していたcocoだけれど、
田植え機は初めて。

かなりオープンな乗り心地に、
ちょっとビックリ?!

私も一緒に乗って、
cocoを抱っこして、
実際に田植え機を動かしてもらいました。

船に乗ると、
街の景色がまったく違って見えるのと一緒で、
田植え機に乗ると、
田んぼや周りの風景が全然違う!

ユラユラ揺れる田植え機、
時々ガタッと大きく揺れて、
浅く水のはった田んぼの水面はキラキラ光り、
後部ではガシャガシャ苗が植えつけられる音。

cocoも不思議そうに、
その様子をじっくりと観察していました。

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さぁ、
田植えは終わったけれど、
米作りは始まったばかり!
今年もガンバリマス!

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平成21年産のお米、
直売について詳しくはこちらをどうぞ。

田植え8日目 ~田植え機の試乗~

2010年5月21日 3:48 PM

昨日も雨。
田植えはお休みで、
いろいろな作業をしまくり。
そして今日、
田植え8日目を迎えました~。

と、
何やらいつもと違って(?)真剣な面持ちのともまる。
隣には、
まるで監督のようにともまるの作業を見張る(?)方までいるし・・・・。

実はこれ、
うちの田植え機ではなくって、
メーカーさんからお借りして試し植えさせてもらってるんです。

見張ってる方は、
メーカーのスタッフさんなわけで、
もちろん見張ってるわけではありません!
優しく指導していただいているのであります。

何故田植え機をお借りしているのかというと、
疎植の限界に挑戦したいなと!

疎植とは、
苗と苗の間隔を通常より大きくあけて植えること。

うちの田植え機では、
1坪あたり45株植えが限界のところ、
この借りた田植え機ではなんと、
37株でできちゃうんです!
(ちなみにこの辺りの一般的な田植えは60-70株植え)

37株植えだと、
昔むかしの手植えの時代の、
30センチ四方で植えているのとだいたい同じくらいでしょうか。

試乗してみて、
メーカーさんや農協の農機具の方と、
いろいろ話し合い。

疎植は、
通常と変わらない収穫量でありながら、
あまり実践している農家さんは少ないかも。
田植え直後の、
苗の間隔があまりにも空きすぎて、
見るからに淋しい様子になってしまうのが原因か。
それとも、
収穫量はやっぱりいっぱい植えたほうがいいに決まってる!
と、
疎植にトライしてみようとしないのが原因か。

疎植は、
確かに植えた直後ははかなげだけれど(笑)、
1ヶ月もたてば他の田んぼと見た目は変わらなくなります。
一株一株が、
しっかりがっしり大きくなるんです、
本当に。
もちろん、
収穫量も変わらない。

圧倒的に苗の必要量が変わってくるので、
大きな農家にとっては、
労力も経費も節減できます。

田植え機のマーカー(オレンジの棒)を見つめながら、
真っ直ぐに植え(ようとしてい)るともまる。
その先には、
その様子を見守るメーカーさんたち。

さぁ、
疎植の限界に挑戦してみて、
この秋の収穫量はどう変わってくるか。
楽しみです!

この田植え機、
欲しいけれども、
400万・・・・。
イセキさん、
毎年全部の田んぼで貸してくれないかなぁ、
な~んて、
無理な話。

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平成21年産のお米、
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雨で田植えができない日は・・・・

2010年5月19日 8:18 PM

とーぜん、
代かき!
まだ、まだ、まだーっ、
やってます、
代かき(笑)。

田植え前に、
まとめて全部の田んぼの代かきをしちゃえばいいじゃん!
と思われがちなんですが、
実はそういうわけにはいかない事情が。

代かきをしてから田植えまでの期間が長いと、
その間にもヒエなどの雑草の生育が進んでしまい、
田植えの時には既に雑草が生えている!
という悲惨な状況になってしまうんです。

だから、
代かきは田植えの3~4日前に行うのがよし、
とされてるんですよ~。

でもその代かきも、
今日で最後。
全ての田んぼの代かきが終わって、
後は田植えをするのみ。
田植えもあと、
2日間で終わりそうです♪

ともまるが代かきにはげんでいる影で、
ともパパと私とでビニールハウスの片づけを。
販売用の苗が全て出ていき、
ガランとしたハウスになりました。

軽トラがハウスの中にはいってこれるように敷いていた、
板をかたづけたり、
雑草が生えてこないようマットを敷きつめたり、
散乱気味だった空いた苗箱を一箇所に集めたり、
あまった苗(既にひからびてます)をまとめたり、
といろいろ。

このハウスでは、
今度は畦の抑草対策の為の芝マットを育てる予定なので、
しっかりと片付け。

左:空いた苗箱。
田植えが終わったらキレイに丸洗いするイヤ~な作業が待ち構えてます、
あ~、恐ろしや~。

右:あまった枯れた苗。
捨てるのはもったいないので、
田んぼの畦に敷きつめます。
こんなもんでも、
土が草を抑えてくれるので。

さぁ、
明日は雨があがるかな?!
田植え、
ラストスパートです!!

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