富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

種籾を乾かしてまーす!

2014年4月9日 11:18 AM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!!

さぁ、
今日も良いお天気!
気持ちが良いですよ~!!

ともまるは今日は、
田んぼでトラクター作業に頑張っているようです。
田植えまでに、
田んぼの準備の方も進めていかなくてはいけませんからね~。
頑張りどころです!

さて今日もブログでは、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の様子をお伝えしますよ★
こちらは田植えが終わるまで、
約2カ月近く続く作業です。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
6:風乾の様子。

っていっても、
特にたいした作業ではなくて、
催芽(さいが=芽を出させる)した種籾を播種(はしゅ=種まき)しやすいよう、
乾かすだけ。

洗濯機で脱水する方法も一般的、
あっ、
あくまでも農家の世界だけでの一般的ですが(笑)、
我が家は不要な洗濯機がないのでこうして、
扇風機で乾かしています。

時々ひっくり返したりしながら、
乾燥させまーす。

湿っていると、
この後の7:播種で種をまく時に、
種の量を調整しづらくなってしまうんです。
だからしっかりと。

そしていよいよ明日は!
春の一大イベントでもある播種作業の様子、
です!!?
さぁ、今年は無事に終わったかどうか?!
明日のブログでチェーックッ!!

種籾の催芽

2014年4月8日 10:10 AM

おはようございます!
良いお天気が続いている富山県黒部市の、
米専業農家・濱田ファームの嫁の濱田律子です!

実は今日は、
以下の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程の中でも、
一番の山場である7:播種(はしゅ=種まき)です!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

そんなわけで、
すごーく忙しいです!
普段優しそうに見られる(注:あくまでも見られるというだけで実際がそうだとは一言も言っておりません!)ともまるも、
心なしか顔つきがキリリと引き締まっています。
ひきつっているだけとも言えます(笑)。

お手伝いの人もたくさん来てもらっているので、
おやつ隊長でもある私は、
昨日からおやつを買いこんで準備バッチリ。
大きなアクシデントなく終わりますようにと祈っております。

実際の作業とこのブログとがリンクできていませんが、
今日は、
播種の少し前の5:催芽(さいが)の様子をお伝えします!

上の写真の機械が、
水温を一定に保ってくれる催芽機という農機具。

この桶の水の中に種籾をつけて、
芽を揃える作業の事を、
催芽と呼びます。

こんな風に、
催芽に適した温水がくるくると循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだとか。

コシヒカリは、
実は芽が出づらい品種なんだそうです。
だから、
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です!

こんな風に、
ぷっくりと種が膨らんで、
芽が1mm程度に揃ったらOK!

それにしても毎年の事ながら、
硬い硬い殻に覆われた籾(もみ)から、
こうしてちゃんと白い芽が出てくるのはスゴイ!
と単純に感動してしまいます。
生命の神秘ですねぇ~。

さぁ、次は、
6:風乾の行程ですよ★

種籾の浸種

2014年4月4日 2:55 PM

冷たい雨が降る黒部から、
こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ずっとお伝えしている育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)シリーズですが、
まだ!
まだまだ!!
まだまだまだ(笑)!!!
続きますよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
4:浸種(しんしゅ)。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させる作業。
これにより、
発芽のための生理活性がそろうんだとか。

毎朝5時前には起きているともまる。

朝一番の仕事は、
浸種している桶の水を変える事。

北アルプスから上ってくる太陽、
キレイですね~。
日によって季節によって、
様々な日の出を見る事ができるのも、
楽しみの1つです。

自然を、
目で耳で肌で、
五感が全てで感じられるのも、
農業の魅力かもしれませんね。

水は、
自噴している井戸水からくみ上げます。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

濱田ファームでは、
ビニールハウスの脇に1つ、
そして作業所内に2つ、
井戸を備えています。

水の恵みに感謝ですね♪

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は全て!
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています!!

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!!

自噴水は、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

1週間くらい水に浸して、
毎日水を交換します。
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになったら次の、
5:催芽の行程です。

種籾の農薬による消毒

2014年4月3日 3:22 PM

今日も穏やかな春らしい1日・・・、
でしたが、
夕方からは天気が崩れて、
寒い雨の降る週末になりそうです・・・。

桜の見頃は、
まだもう少し先になりそうな黒部です。

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ここ数日ずっとお伝えしている、
以下の行程の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用・農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
3:消毒ですが、
昨日は農薬を使わずに、
温湯を使った消毒の様子をお伝えしました。

そして今日は、
農薬による消毒です。

毎回この写真をアップする事をためらってしまうんですが、
やっぱり毒々しい印象はぬぐえないかと・・・。

どんなに農薬が安全とされていても、
農家が農薬の使用について、
使用回数や写真を公開したくないという気持ちもわかるような気がします。

濱田ファームでは、
なるべく農薬を使わずにお米を作りたいと考えているので、
直売するお米についてはこの、
農薬による消毒は行っていません。

ただし、
販売用の苗(兼業農家さん達に育てた苗を販売しています)や、
農協に出荷するお米については、
農協さんの指導に従っています。

きちんと基準を守って使用する分には、
農薬は安全とされていますし、
私もそうだと思っています★

この議論については、
このブログ場で善悪を問う事にあまり意味はないと思うので、
どうぞ皆さま、
さらっと流して下さいね(^_-)-☆

明日は、
4:浸種の様子をアップしまーす!

種籾の温湯消毒

2014年4月2日 11:35 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

消費税に気を取られていたら、
ETC割引きの制度も変わっていたんですね・・・。
昨日、
所要の為に富山市へ出かけたんですが、
黒部から富山までの高速料金がとんでもない表示になっていてビックリしました★
すっかり忘れていたけれど、
これが通常料金だったんだと・・・。

さて!
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)です!!

この先約1カ月半、
毎日休みなく続く育苗作業は、
以下の通り進めていきます。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
3:消毒の様子をお伝えしていきますね★

消毒には、
農薬で消毒する方法と温湯で消毒する方法と、
2種類あります。

濱田ファームでは、
他の農家さんへ販売する苗については、
奨励されている農薬で消毒しますが、
直売用のお米の苗は、
農薬を使わずに温湯でしています。

今日はまずは、
温湯消毒の方からご紹介していきますね。

上の写真が、
温湯消毒をする為の専用の農機具。

温芽(ゆめ)工房と、
農機具にありがちな名前がついています。
このベタなネーミングは、
農機具メーカーの伝統なんだと思います(笑)。
こうじゃないと売れない・・・(笑)?

名前はともかく、
仕事はきっちりやってくれます!
設定した温度をきちんと保ってくれるんですが、
コシヒカリの場合は、
60℃で10分。

短いときちんと消毒されないし、
長いと籾が茹ってしまいます。

小分けした籾を、
次から次へとチャプ~ン♪
とお湯の中へ。

何となく、
いい湯だな~♪♪♪
と歌いたくなりますが、
60℃はけっこう熱いです(笑)!

10分たったら取りだして、
冷たい水をはった桶へ移動。

そしてそのまま、
4:浸種の行程へ。
その様子はまた後日。

明日は、
農薬による消毒の様子をお伝えしたいと思います。