富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

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六次産業化をデザインでバックアップ!?

2013年11月16日 4:43 PM

自分にモノを作ったり見極めるセンスには自信がありませんが、
そういうセンスを持った人をかぎわけるセンスには自信がある、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

こんにちは!
ま、
つまりは一言で言い表せば、
ザ・他人任せ・・・(笑)?

例えば、
濱田ファームの直売スペースはよく、
カフェみたい~♪
素敵ですね~!
と言われたりしますが、
これには私たちのセンスは何一つ入っていません。

全てお任せ。
好きなように作ってね♡
と業者さんに丸投げです。
だから、
うわー、外壁がミノ虫仕様になってるー!
うぉー、ドアは青に塗られてるー!!
と、
驚きの連続だったわけです。
ある意味ワクワクする工事期間でした。

でもね、
それがオロオロする工事期間だったりすると、
それはもう最低ですよね。
当たり前ですが。

だからこそ、
丸投げするんだから、
業者さん選びだけは真剣です。
ま、
書くほど真剣だったわけではありませんが(笑)、
でもこの業者さんなら!
という絶対的な信用があったので、
好きなように作ってもらいました。

この、
業者さんを選ぶというのが、
言ってみれば私たちのセンスなのかもしれません。

今日は、
すごい前置きが長くて恐縮なんですが、
このまま勢いでタイプ打ちまくる可能性大です!
先に謝っておきます!!

先日、
フラフラ~っと富山のオサレなお店の中をウロウロ彷徨っていたら、
上のチラシが目にとまりました。

農林水産業は今!
六次産業化をデザインでバックアップ!!
というタイトルに、
これはもー、
農家がいかなくてどうする?!
と、
よく読みもせずに行く事決定。

裏面を見ると、
富山出身の有名雑誌の編集長の方や、
富山を代表するデザイナーさんの名前、
しかもその方のお一人は知っている方だっただけに、
すごくワクワクして当日を迎えました。

ら。
入ってみてビックリ。
何とこのセミナーは、
富山デザイン協会主催のデザイナーさん達のセミナーだったんですね。

事前に気づけよ!
って感じですが(笑)、
あまりにも場違いなので私、
思わず退出しようかと思いましたことよ、
おほほほ~。

で、
でもですね!
タイトルがタイトルですからね!!
「農林水産業は今」
なんて言われちゃったら、
農林水産業界に身を置く(置いてるかしらん)私としても、
だまっていられません。
好き勝手に語られてたまるかー!

なんちゃって。
そんなつもりで行ったわけではもちろんなく、
はたしてデザイン業界はどんな風に、
ちょっと野暮ったい?遅れてる?アンテナ折れまくり?の、
あっ、
私っては今日はちょっと毒舌ですかー?!
普段は猫かぶっているのに、
今日はしっぽがとぐろをまいてますわー(意味不明)、
はははー。
まぁそんな業界をどうバックアップしようとしてくれているのか、
もー、
そりゃー、
興味深々だったわけです。

それにしてもこのセミナー、
もっと主役(?)主題(??)の農林水産業の方々がいても、
いいんじゃないかと思うんですが、
何で農協さんとか役場の農林水産課とか振興センターとか、
そういう方々がいらっしゃらないのかしらん。
デザイン協会の方から各団体に声をかけたとも聞いていますが、
いまいち反応がなかったようで・・・。
ちょっと残念でした。

県内デザイナーさん達の、
パッケージやパンフレットなどの展示品。
さすがです!
かわいい!ステキ!!
と、
目で見ただけで訴えかけてきてくれます。

私自身、
お土産なんかを選ぶ時の基準は、
産地や材料などの中身はもちろんですが、
パッケージを非常に重要視しています。
これはもう、
好みの世界だとは思いますが、
パケ買いはよくするタイプです。

でも今回、
デザイナーさん達の話を聞いていると、
ただ単に商品の良さをアピールしたいというわけではなくて、
その商品を通して、
生産されている場所だったり生産者の人柄も伝えたいという気持ちがあったり、
お客さんがそこへ来て欲しいと思えるようなパッケージを心がけているという事だったりと、
プロの方々の仕事に対する熱い思いを聞けて、
いち生産者としてもうれしい気持ちになりました。

なんかほら、
デザイナーという肩書だけで、
私たち一次産業にいるモノはビクビクしたりしませんか(笑)?
オサレそー。
怖そー。
偉そー。
知らない業界だけについ、
知らないくせに高い高い壁を築きがちです。

でも実際は、
全く(たぶん・笑)そんな事はなくて、
上に書いたように、
この商品を通じてその商品を作った生産者や店、地域の事を、
多くの方に伝えたい。
そういう風に思っていただけているんだなぁと感じました。

今回のセミナーで発表されていたデザイナーのハヤシさん曰く、
デザインとは美しいパッケージを作ることではなく、
伝える力、伝え方だと。
そうか!
そうだったのか!!
と、
目からウロコがポロリンと落ちまくりました。

私たちはこれまで、
米袋もちらしも米粉もクッキーもどれもこれも、
パッケージは自分達自身で適当に、
でも、
素人ながら試行錯誤して作ってきました。
でも、
「伝える力、伝え方」なんて事は考えずに、
ただ見た目だけを考えていました。

これがつまりは、
素人とプロの方との差なんでしょうねぇ。
勉強になりました!
これがわかっただけでも、
今回のセミナーに場違いながらも参加して良かったなぁ、
と思いました!

年貢を納める!

2013年9月30日 4:48 PM

皆さん、こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!!

今日は朝から、
電話・ファックス・メールの多い1日となりました。
皆さん、
今か今かと新米をお待ちいただいているようで、
私たちもなるべく早くお届けしたい!
と頑張っております!!

そして、
気づけばもう夕方5時前・・・。
あぁぁ、
もうちょっとしたら保育園にお迎えに行かなくちゃー、
ギャー。

さて、
先週末は地主さんに年貢を納めにまわっていました。
って書くと、
今って江戸時代?!
と一般の方はビックリするかもしれませんね(笑)。

私もここへ嫁いできた時、
年貢という言葉を聞いて、
それって歴史の事業で勉強したあの、
年貢?!
と目が点になりましたもん・・・(笑)。

年貢、
確か去年くらい前までは小作料と呼ばれていましたが、
それも今の時代にはそぐわないと、
賃借料という名前に変わったはずですが、
この世界では今でも普通に「年貢」です!

フォークリフトでドン!
と軽トラの荷台×2台に積み込んで、
地主さんへご挨拶まわり。

今年もおかげさまで、
美味しいお米が取れました!
ありがとうございました!!
という気持ちで年貢を納めました。

濱田ファームは、
実は田んぼは1枚も持っていない、
完全な小作人(笑・?)です!
全ての田んぼを地主さんからお借りしています。

私たちはもちろん、
田んぼを貸してくれる地主さんがいないと、
こうやって米作りができません。
そして、
地主さんは地主さんで、
田んぼの管理はできないから、
私たちがいてくれて助かると言ってくれます。

やらせてやる×やってやる
ではなく、
やってもらう×やらせてもらう

地主さんも小作人も、
お互いがお互いを思いやって、
良い関係が続いていけばいいなと思います!

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お待たせいたしました、
平成25年産の新米、絶賛販売中です!
ご注文方法など、
詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

なお、
減農薬コシヒカリは予約で完売となりました。
ありがとうございました!

夏休みの宿題

2013年9月2日 2:35 PM

今日から新学期!
という子ども達も多いかもしれませんね。

世のお母さんは、
長い長い夏休みがようやく終わったー!
と喜んでいるかもしれません・・・(笑)。

さて今年の夏休みは、
なぜか子ども達の夏休みの宿題に係わる事が、
ちょこちょこあった濱田ファーム。

突然遊びに来た、
ケンちゃんは既にご紹介しましたが、
それ以外にも近所の子が、
写生の宿題で、
直売スペースの絵を描きにやってきたりもしてました。

さらには!
メールで何度か、
農家になったきっかけや米作りの苦労について質問をくれていた、
神奈川に住む男の子は、
宿題の一部をわざわざ送ってくれました!

毎月お米をお届けしているお客様の、
小学5年生の小川友吾くん。
何と、
丁寧な手書きのお手紙付き。
私たち、
とてもうれしくて本当に涙が出そうになりました。

自分の調べた事が、
しっかりとまとめられた自由研究!
素晴らしい!!

きっと、
うちのお米を食べてくれているうちに、
農家や米作りについていろいろと考えるようになってくれたのかな、
と。

そういうのって、
単純な言葉だけれど、
やっぱりうれしいですよね。

ただお米を食べてるのではなくて、
それを作った私たちの事を知りたいと思ってくれた、
そして私たちの米作りについて興味を持ってくれて、
自由研究の題材に選んでもらった。

私たちは、
ただ単にお米をお届けするのではなくて、
どこで誰がどんな風にどんな思いでお米を作っているのか、
そう言う事を常々、
お客様にしっかりと伝えたいと思っていました。

それが、
小学生の子にも、
もしかしたら感じてもらえたのかな。

じゃじゃーん。
友吾くんです!

このブログで自由研究の事を紹介してもいいか聞いたら、
快諾の返事と共に写真まで送ってくれました!

何かね、
これまでメールでやりとしていた男の子が、
こちらまで笑顔にしてくれる素晴らしい笑顔の持ち主だなんて、
メールのやりとりだけではわからなかったのに、
写真を見たら突然、
親近感を持ってしまいました♪

友吾くん、
本当にありがとう!
そして、
マルシェにもぜひ私たちの顔を見に、
遊びに来てね!!

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顔が見えるって、
すごく大きな事なんだなぁと、
今回の事で改めて思いました。

他のお客様も、
普段メールや電話だけのやりとりの方、
まだ一度もお会いした事がない方、
これを機会(?)にぜひ、
ご自身の写真を私たちに送ってくれませんか?!

あっ、いや別に、
ブログに公表するとかではないんですが、
ただ単に私が、
このお客様ってどんな方なんだろう?
と興味があるからなんです。

お互いの顔がわかると、、
もっともっと私たち、
仲良くなれる気がしませんか?!

あれ、
お米だけの関係で、
仲良くなる必要はない・・・?!
でも、
せっかくなので是非(笑)!

たけもと君のイタリア米を見てきた!

2013年8月8日 3:27 PM

日中はさすがに暑い日が続いていますが、
朝晩は涼しいです!
まだまだ夏の暑さはこんなもんではないかと思いますが、
今のところは割と過ごしやすいかなと。

いつも夏は必ずシエスタ(お昼寝)するともまるも、
今年はまだ一度もしていません(笑)。

さて今日は、
お隣石川県の能美市のたけもと農場さんへ、
お邪魔してきました~。

前々からネット上ではお互い知り合い同士だったし、
電話でもお話しさせていただいていたんですが、
お会いするのは初めて。

たけもと君は私たちより一回り若い世代。
写真で見るより、
ずっと背が高くて、
ずっとかっこよくて、
ちょっとドキドキしました(笑)。

江戸末期からずっとこの地で米作りをされている、
由緒正しい歴史ある農家さんです。

誰だ、
私たちと正反対だと思っているのは・・・(笑)?

たけもと君に今回会いに行ったのは、
このイタリアのお米を見せてもらう為。

彼はいち早くその需要を見極め、
イタリアのお米を5年前から栽培。
今では3ヘクタール以上も作付けしているんです!

私たちのイタリア米作りも、
実は全てたけもと君からのアドバイスあってのもの。
いつもは電話で突然、
これってどうなの?
あれってそうなの?
と質問していたんですが、
思い切って直接会いに行ってきたというわけであります。

真剣な表情で、
目を細めて(いつも細いけどね~)、
イタリアのお米の籾を見つめるともまる。

電話ではなかなか聞けない、
細かい事までお話しを聞かせていただきました!

たけもと君、
忙しい中(→もうそろそろ稲刈りが始まるもんね!)、
時間を作ってくれて本当にありがとう!

今度は是非、
濱田ファームにも遊びに来て下さいね!

『富がえりのレシピ』出店してきました~♪

2013年7月22日 2:25 PM

昨日は久しぶりのイベント出店で、
バタンキュー(やっぱり死後ですよね・・・?)!
夜8時に寝てしまった私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

イベント中も、
もう立ってるのが辛くって辛くって・・・。
隣のブースのオサレな若者(全員オサレな帽子着用!)が、
元気バリバリで楽しそうにやっているっていうのに、
私はその横で椅子に座ってお茶をすするという・・・。

さてそのイベントですが、
先日も告知させていただきました『富がえりのレシピ』です!

在来作物と種を守り継ぐ山形の人々を描く、
ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」上映@フォルツァ総曲輪に合わせて行われたのが、
今回のイベント『富がえりのレシピ』。

富山の農や食に対して、
何か新しい風を巻き起こそう!と、
県内の農家にシェフやパティシエ、
料理教室の先生、
オーガニックフードのお店などが大集合!

農産物や加工品、
ランチボックスの販売、
パンやスイーツの料理教室、
ワークショップ、
そして特製レシピ本の販売などなど、
富山の農、食、ひとに出会える2日間になりました★

私たちは、
日曜日だけ出店という形で参加させていただきました。
こんな素敵なイベントに声をかけてきただき、
本当に光栄です。

お米は完売しているので、
お米以外の黒米・米粉・米粉クッキーなどを、
販売しました。

販売というか、
私たちはいつもマルシェなど、
イベント出店時は販売より、
出会いや会話を楽しむタイプ。

お客様はもちろん、
わざわざ足を運んでくれた友人・知人、
そして出店者さん同士の出会いこそが、
こういうイベントの楽しみだと思っています。

まぁ、単に、
セールスが苦手なだけともいいますが・・・(^_^;)

映画上映にあわせて、
びっくりするくらいのお客様で賑わう会場では、
今回も本当にたくさんの出会いがありました♪

そういえば、
以前マルシェ(青山ファーマーズマーケット)でお会いした方との再会もありました!!
これって、
すごくないですか??
東京で富山の方に会うと、
お互いすごーくテンションがあがるんですよねぇ。
マイノリティー同士だから余計に(笑)。
その方とまたこの場でお会いできて本当にうれしかったなぁ。

さらには。
突然私たちの前の前に現れたご夫婦。
以前から私たちのお米を買っていただいている方でした。
しかも、
大阪の方・・・・(笑)。
えーっ!
大阪からわざわざ会いに来ていただくなんて!!!!
すごい、すごい、
すごすぎます。
私たちのお客様ってちょっと変わった(良い意味で、ですよー!)方が多いかもしれないとは、
前々から薄々感じてはいたんですが、
今回で確信しました(笑)。


そんな、
ビックリするような出会いもあり、
そして他の出店者さん達との楽しい時間もあり。

魅力的な物がたくさんで、
マルシェ同様に私は仕事をそっちのけで、
他のブースを物色~♪

販売だけでなく、
ハーブの寄せ植えワークショップや、
パン&スイーツのお料理教室も大盛況だったようです。

これは、
私たちの友人・緑ちゃんの、
小松菜ベーグルのお料理教室の様子。

小松菜の緑が目にも鮮やか!
ただでさえヘルシーなベーグルに小松菜の栄養が加わって、
無敵な感じ(どんな感じだ?!)。

パン作りは、
私も通うパン教室・リヒトまでどうぞ!
とちょっと宣伝♪

イベントに合わせて作られた、
限定のランチボックスも美味しかったです!

今回のイベントは、
遠方・子連れという理由で、
私たち自身ほとんど準備のお手伝いができず、
当日ただ出店させていただくという形でしか係わる事ができませんでしたが、
また次回のイベント(があるかどうかは未定ですが)で、
楽しくできる範囲で参加したいなぁ、
と思いました!!

実行委員会の方、
本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!

ミヤさん、
素敵なイベントに誘っていただき、
とってもうれしかったです!
アルケッチァーノへの弾丸ツアー、
楽しみにしています(笑)。

カサイさん、
お会いできて本当にうれしかったです!
はるばる来ていただきありがとうございました!!

当日お会いした全ての方に、
感謝です!
ありがとうごうざいましたー!!

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イベントは終わりましたが、
映画の上映はまだもうちょっと続きます。
お時間のある方は是非!

「おいしくて、そして心に効くドキュメンタリー映画」
在来作物と種を守り継ぐ山形の人々の物語、
『よみがえりのレシピ』

場所:フォルツァ総曲輪
期間:~7/26(金)
時間:12:40~14:20 16:00~17:00